種子植物
種子植物 キンポウゲ科
種子植物 キンポウゲ科
エンコウソウ(リュウキンカ)
Caltha palustris L. var. enkoso H. Hara, Caltha palustris L.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 生育地や個体数がきわめて少ない。 |
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形態 | 水湿地にはえる多年草。茎は高さ50cmくらいで横に這い節から根を出し、上部は斜上する。根出葉は長い柄があり腎臓形~心形。茎頂に黄色の花を付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)58、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)216、京都西山周辺の植物目録図版(乙訓の自然を守る会)8 |
分布 | 北海道、本州、九州、朝鮮半島、千島、サハリン(樺太)。種としては北半球に広く分布する。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、園芸用採集。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることの周知、野生植物を大切にするモラルを育てる。 |
特記事項 | この種は生育環境や地域によって変異が多い。ここではエンコウソウとリュウキンカは区別しないで取り扱う。今回の調査で丹後地域においても発見されているが、植栽の可能性を否定できない。 |
執筆者 西沢信一、赤松富子