種子植物
種子植物 サトイモ科
種子植物 サトイモ科
ユキモチソウ
Arisaema sikokianum Franch. et Sav.
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 産地局限。竹内敬著『京都府草木誌』(1962年)106頁に「稀品・経ヶ岬」とあるのが唯一の記録(写真あり)である。近年数度の調査にもかかわらず、生存を確認できない。 |
---|---|
形態 | 花序の附属体頂部が球状に大きくふくらみ純白、かつ仏炎苞が花期に直立する。本属でこのような形態のものはほかにない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)133、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)202 |
分布 | 四国、本州(奈良県、三重県、静岡県)。 ◎特記事項、府内の分布記録区域 本属のなかでは目立って美しいため、園芸採集により絶滅したと考えられる。府内では丹後地域以外に記録はない。 |
その他 | 日本固有種 2002年版レッドデータブックに掲載の異名「カンキソウ」は現在使用されていない。 |
執筆者 津軽俊介