種子植物
種子植物 サトイモ科
種子植物 サトイモ科
マイヅルテンナンショウ
Arisaema heterophyllum Blume
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 産地限定。竹内敬著『京都府草木誌』(1962年)の106頁に「愛宕山より竜ケ岳へ下りる途中(1911. 5.18)」とあるのが唯一の記録である。1912年以降、採集、確認の情報がない。 |
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形態 | 葉は20内外の小葉からなり、中央の1個は傍らの小葉より著しく小さい。花序の附属体は、仏炎苞外に長く伸長し直立。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)131、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)198、f. 134 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国大陸。 ◎特記事項、府内の分布記録区域 日本にあるテンナンショウ属の植物の中で、山地に自生するものはほとんど日本固有で本種だけが平地の湿草地にはえ、分布は中国大陸にまたがる。府内のものは標本が残されていないので、同定の確認ができていない。 |
特記事項 | 各地でレッドリスト入りしているのは、湿草地の遷移が進んで樹林化しているためと思われる。 |
執筆者 津軽俊介、村田源