種子植物
種子植物 マツムシソウ科
種子植物 マツムシソウ科
マツムシソウ
Scabiosa japonica Miq.
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 明治末頃までは比叡山頂に野生していたが、今はまったく見られない。 |
---|---|
形態 | 山の乾いた草地にはえる越年草。茎の高さ60~90cm、葉は対生で有毛、中部・下部の葉は羽裂、花は8~10月、長柄の先端に紫色の頭花を付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)148、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)100、f. 34 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域、特記事項 中丹地域(情報のみ)、京都市域(上記)。明治の末頃までは府内でも比叡山頂将門岩付近には自然草地があって、野生していたことが記されている(北村、景山ほか編 1961)。名神高速道路ができたとき、路肩の草地にはえたことがあり、村田によって山科で採集された標本が京都大学総合博物館にある。これは移植したシバに付いて移入したものと思われる(竹内 1962)。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸