種子植物
種子植物 ミツガシワ科
種子植物 ミツガシワ科
アサザ
Nymphoides peltata (S. G. Gmel.) Kuntze
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 2002年版レッドデータブックでは絶滅種と判定されたが、2004年に野外生育の個体群が見つかり、自生と判断された。現在ではほかにも生育地が見つかっている。栄養繁殖するため、個体数は多い(種子は未確認)。 |
---|---|
形態 | 卵形から円形で基部は深く切れ込む浮葉をもつ水生植物。花は黄色でキュウリの花に似ている。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)36、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)213 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、北半球の温帯域。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(絶滅)、南丹地域(絶滅)、京都市域(絶滅)、乙訓地区(自生か不明)、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 池沼の干拓や干上がり、除草剤の流入、外来水草や食草性外来動物の侵入。 |
必要な保全対策 | 一時的でも干上がると枯れる。アメリカザリガニやミシシッピアカミミガメなどの侵入を防ぐ。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 丹後地域(旧網野町離湖)からも生育の記録があるが、過去に草食のソウギョを放流した経緯があり、現在は生育を確認できない。 |
執筆者 角野康郎、光田重幸