種子植物
種子植物 セリ科
種子植物 セリ科
カサモチ
Nothosmyrnium japonicum Miq.
京都府カテゴリー | 絶滅種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内の南部地域に記録があるが、現在は絶滅した可能性が高い。 |
---|---|
形態 | 茎は高さ1m内外。葉は2回羽状複葉となり、羽片は卵形、縁には鋸歯があり、茎とともに細毛がある。8~10月頃複散形花序の花を付ける。花序の周辺の花では花弁が少し大きくなる傾向がある。 ◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)13 |
分布 | 本州(近畿、東京都。薬草として栽培されたため、一部のものは逸出・野生化したともいわれる)、中国大陸。 ◎特記事項、府内の分布記録区域 京都市域。大文字山で田川基二氏によって昭和のはじめ頃に採集された標本が京都大学総合博物館にある。古く中国から渡来したと考えられるとする意見もあるが、近畿レッドデータ研究会の調査によって三重県の山中に見つかった生育状況からも、遺存と考えたほうがよさそうである。 |
執筆者 田中徹、村田源