種子植物
種子植物 アオイ科
種子植物 アオイ科
ラセンソウ
Triumfetta japonica Makino
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では絶滅したと考えられていたが、京都市伏見区で再発見された。しかし工事により再び消失し、現状不明である。 |
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形態 | 道端、畑にはえる一年草。茎はやや硬く直立する。葉は1~4cmの葉柄があり、先は長く尖り、基部は円心形で、質薄く両面脈上に粗い毛がある。托葉は線形で反り曲がる。花は8~10月。黄色で径約5mm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)239、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)70 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、フィリピン、アフリカ。 ◎府内の分布記録区域 京都市域(現状不明)。 |
生存に対する脅威 | 平野部にはえる目立たない植物であるため、注意されずに工事などによって消失しやすい。 |
必要な保全対策 | 工事前の調査や、市民による注意が欠かせない。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 以前はシナノキ科に入れられていた。畑の雑草としてかつては各地に見られた一年草であるが、丘陵地の畑では宅地化が進んだことと関係があると思われる。一年草であるため、種子を付ける前に刈り取られるとすぐに消滅する。 |
執筆者 光田重幸