選定理由 | 環境省レッドリスト2012年版に掲載。かつては普通に見られたが、環境変化や外来種の影響により近年著しく減少。 |
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形態 | 甲長80~200mm。背甲の後縁に切れ込みがあり、側頭部や頸に淡色の斑紋をもたない。 |
分布 | 東北南部以南の本州、四国、九州とその属島。 ◎府内の分布区域 丹後~山城地域。 |
生態的特性 | 河川上中流域や水田、池周辺に生息し、6~7月に1~2回、6個前後の卵を産む。 |
現状・脅威 | 河川や水田の整備による水域分断と移動阻害、汚染競争種ミシシッピアカミミガメの影響。 |
必要な保全対策 | 水域の連続性の保持、水辺近くの産卵場所の確保。ミシシッピアカミミガメの遺棄、放逐の防止と除去。 |
改訂の理由 | 分布域が減少し、低地では目撃数が減少しているため。 |
その他 | 日本固有種 |
文献 矢部(1995)
執筆者 松井正文