選定理由 | 少ない越冬個体群として準絶滅危惧種と判断した。 |
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形態 | 全長73cm。全身黒くて青色や紫色の光沢がある。繁殖期には嘴の根元は赤褐色になり、頭頂と後頭には冠羽が生じる。 |
分布 | 北海道や本州北部、九州の日本海側で繁殖し、九州以北で越冬する。 ◎府内の分布区域 北部地域の海域で越冬。 |
生態的特性 | 潜水して水中で魚を追って捕食する。主に岩礁のある海岸部に生息するが、内湾や河口でも見られることがある。ウミウの群れに混ざっていることが多い。 |
生息地の現状 | 北部地域の海域に越冬期に少数が確認されている。近年減少していないと思われるが、越冬状況の詳細は不明である。 |
生存に対する脅威 | タンカー事故による海洋汚染が脅威となる。 |
必要な保全対策 | 詳細な越冬環境調査が必要である。 |
改訂の理由 | 個体数は少なくはないとされランク外だったが、少ない越冬個体群として準絶滅危惧種と判断した。 |