両生類カエル目 アカガエル科
ナガレタゴガエル
Rana sakuraii Matsui et Matsui, 1990
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 府内における分布が局限され、環境指標性が高い。 |
|---|---|
| 形態 | オス55mm、メス60mm程度。背面は赤褐色で、のどに小黒点が散布。みずかきは発達。 ◎近似種との区別 タゴガエルに似ているが、より大きく、みずかきがよく発達している。 |
| 分布 | 関東地方から中国地方に局地的に分布。 ◎府内の分布区域 南丹地域。 |
| 生態的特性 | 山地の渓流沿いに生息する。府内における卵塊の発見例はないが、他県では2～4月に渓流中の岩の下に卵塊を産みつける。近畿産の一腹卵数は170卵程。 |
| 現状・脅威・保全 | 府内では南丹市美山町の標高400～600mの限られた山地で生息が知られているだけである。森林の伐採や渓流環境の寸断などが生存を脅かしている。渓流と周辺の森林を一括して保全していく必要がある。 |
| 改訂の理由 | 分布が局限されることが大きな理由で、生息適地と予想される山間渓流の調査にもかかわらず、新たな生息地を確認することができなかったためである。 |
| その他 | 日本固有種 |
文献 前田、松井（1999）
執筆者 田辺真吾
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