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京都の文化と生物多様性を代表する生きもの「コケ」。
その保全のために我々に何ができるかを、様々な立場から考えてみました。
京都府では、2021年にけいはんな記念公園においてコケの調査を実施し、コケのガイドマップを作成しました。
京都府内には多くの種類のコケが生育しており、その中には絶滅のおそれのある希少な種もあります。府内で確認されるコケは560種にも及び、これは日本全国に存在するコケ(約1,800種)の1月3日近くになります。
京都にそれほど多様なコケが存在する理由の一つに、日本庭園の存在があります。庭園、特にコケ庭はコケにとって非常に重要な生育環境の一つです。京都には数多くの庭園が今日まで存続してきた歴史があり、コケは京都の生物多様性の大きな特徴であると言えるでしょう。コケ庭は文化財として高い価値があるだけでなく、コケを中心とした独特の生態系を内包しており、生物多様性の観点からも非常に重要な存在なのです。
しかし、コケは環境の変化に敏感であり、都市化や大気汚染、気候変動など様々な危機に直面しています。そこで、コケの保全について考えるため、様々な関係者がアイディアを出し合いながら協働して取組を進めることを目標としたプラットフォームを立ち上げることとしました。本シンポジウムはその立ち上げに先立ち2021年2月に開催されたもので、コケやコケ庭と関係の深い5つの発表者が、それぞれの視点からコケの保全について発表をしています。
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総合政策環境部自然環境保全課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
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