おわりに |
京都府では、「新京都府農林水産振興構想(ふるさとビジョン)」において、平成22年度までに新たに10ha(ヘクタール)の藻場を造成することを目標としています。藻場(海の森)には、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収し固定する機能や栄養塩類を吸収して水質を浄化する機能があります。また、魚類やイカ類の産卵場所や幼稚仔の成育場(海のゆりかご)としての機能もあります。 藻場を造成することは、多くの磯根生物の住み場所をつくることになりますし、海藻はサザエやアワビ、ウニ類の餌にもなります。新しい漁場ができて磯根資源が増えるのですから、できるだけ有効に利用していただきたいと思います。そのためには、潜水漁法の導入を含めて検討すべきでしょう。潜水漁業を始めようとする若い人たちによる豊かで活力のある浜づくりを目指しましょう。浜にある磯根資源の活用方法を見直してください。 |
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