2.市場に水揚された尾肢切除種苗(写真6)
これは京都府漁連宮津市場に水揚されたクルマエビの写真です。写真中央の赤い丸の中の尾肢をみてみますと、左尾肢の黒色色素が発色していないことが分かります。このように尾肢切除標識は市場などで上から観察すれば容易に発見することが出来ます。
今回紹介しました「クルマエビの尾肢切除標識判別マニュアル」はいかがでしたか。最近になって、尾肢切除標識以外にも小型サイズのクルマエビに付ける標識が紹介されていますが、現在のところ経費、簡便さ、発見されやすさ等はやはり尾肢切除標識が良い事は、この標識を実際に使われている各県のそれぞれの担当者が報告しています。
今後は尾肢切除標識よりも優れた標識の開発を行なって、クルマエビ栽培漁業の発展のために頑張っていきたいと思っています。
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