(2)タイプB(写真3)
外肢あるいは内肢のどちらかだけが、明瞭に判別できるタイプです。写真3は左尾肢を切除した個体です。外肢は、タイプAのようにはっきりと判別できますが、内肢の判別は困難です。しかしよく見ると、左内肢黒色色素外側の上下の切れ込みが、右尾肢と比較して大きくなっています。また、左尾肢先端が丸くなっていることから、左側の内外尾肢が切除された個体であると判断できます。尾肢切除時に、両尾肢が正確に切除されているとは限らないので、初見で片方の尾肢でしか異常を確認できなくても、もう一方の尾肢についてよく観察する必要があります。
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