1.はじめに
海洋センターでは、平成4年から国の補助を受けてクルマエビの放流技術の試験・研究(重要甲殻類栽培資源管理手法開発調査)を実施しています。この研究は、放流技術の開発や放流効果を知るための技術開発を行なうことを目的としています。
放流したクルマエビの移動・分布や経済効果を知るためには、放流するクルマエビに標識を付けて放流し、再捕結果から検討する方法があります。「季報60号」では小型サイズに付ける標識を開発した事を紹介しましたが、この標識についてさらに詳しく知りたいという声が多く寄せられました。そこで、尾肢の色素や形状なども考慮しながら標識の判別例をいくつか紹介して、放流後の尾肢切除標識が容易に判断できるようにしました。
なお、標識の開発については、関西電力株式会社(宮津エネルギー研究所)、(株)関西総合環境センター(KANSO)と共同で行ないました。
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