(3)甲幅別の最終脱皮を終えたカニの割合
最終脱皮を終えたか終えていないかは、甲幅と鋏脚を計測することにより識別できます。図1の甲幅と鋏脚高の関係から、甲幅別に最終脱皮を終えたカニと終えていないカニとの割合を整理してみます(表2)。最終脱皮を終えたカニの割合は、甲幅7cm未満では0%、7〜10cmでは14〜38%、10〜11cmでは67〜84%、そして12cm以上では100%となり、甲幅が大きくなるほど高くなっています。
雄ガニの漁獲できる大きさは、甲幅9cm以上と省令で決められています。ところが、9cm未満でも最終脱皮をおえたカニがみられており、これらのカニは一生漁獲の対象にはなりません。
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