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ブリの仲間ですが、ブリに比べると平たく、琥珀色の体をしています。前から見ると頭に漢字の「八」のような模様があるため「間八」になったと言われています。丹後の漁業者は「大力(だいりき)」と呼びます。これは、釣りで漁獲する時に強烈な引きをみせるためです。 春に東シナ海で産まれ、夏の終わりから秋にかけて日本海に現れて、冬になる頃には南の海に帰ると考えられています。 日本近海のブリ類の中では最も大きくなる魚です。全長182cm、体重61kgの釣りによる記録があります。ただし、丹後の海で漁獲されるのは体重1kg程度までの当歳魚です。
天然物では、身質はブリよりも硬く、日持ちがすると言われています。最近では、丹後の海を含む日本各地で養殖も盛んです。
京都府立海洋センター主任 久田哲二
(平成21年1月23日、京都新聞掲載)
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