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平成25年3月8日、京都府公館で開催されたタスクチーム活動報告会において、海洋センターと水産事務所で結成したタスクチームによるイワガキ天然採苗技術の漁業者移転等に関する取り組みの成果を報告しました。この取り組みは、イワガキ育成に用いる種苗の安定生産と供給拡大を進めるため、地元漁業者自らがイワガキの天然採苗を行えるよう、技術の普及指導を行ったものです。その結果、舞鶴市田井地区の漁業者グループが、府内の育成漁業者から要望があったイワガキ種苗(採苗器16,900枚)を生産・配布することができました。今後は、本技術で得られた天然種苗を用いることにより、京都府のイワガキ育成が拡大していくことが期待されます。
※天然採苗とは、海水中に漂っているイワガキの子供を効率的に採苗器(ホタテ殻)に付着させることです。
平成25年3月9日に舞鶴市政記念館で水産海洋学会地域研修会第2回日本海研究集会「舞鶴・海のつながりフォーラム」が開催されました。舞鶴の川海と生き物とのつながりをテーマに、京都大学フィールド科学教育研究センターの研究者・学生や環境!みる・きく・考える会の会員からそれぞれの活動・調査研究内容について報告がありました。当センターからは「アサリの太らせ方」と題して、アサリを海中に垂下飼育することにより天然の漁場に比べ身入りが良くなり、旨み成分等も豊富になることや、垂下飼育による高品質アサリ生産への取り組みについて職員が報告しました。
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