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平成20年2月15日(金曜日)に、農林水産省消費・安全局 畜水産安全管理課 水産安全室より、アユの新細菌感染症に関する発表がありました。
発表の概要
本感染症は平成19年8~10月に国内の数河川で発生した。発生水温は20~26度であった。
典型的な外観症状は見られないが、肛門周辺、体表、ひれの根元に発赤が出たり、腹 部が腫れたり、眼球が突出することがある。
病魚から分離した「エドワジエラ・イクタルリ」という菌は、もともとアメリカナマ ズの腸敗血症の原因菌である。
アユのほか、ニジマス(海外の生け簀養殖の1例だけ)やナマズ類での自然発病例が ある。
この病原菌は37度では増殖しないことから、ヒトへの影響はない。
詳細は農林水産省ホームページ(プレスリリース(外部リンク))をご覧ください。
京都府の現状
京都府の河川においては、これまで平成22年8月にギギで、同年9月にナマズで、平成24年8月にアユで、それぞれ発生が報告されています。
当所の対応
今後、京都府水産課、国(農林水産省、水産庁)及び関係都府県と連携して、本疾病 のまん延防止の観点から、保菌検査の実施や漁協等への指導等を行っていくこととし ています。
府民の皆様へ
今まで日本で発生したことがない魚病ですので、アユなどでの発生に注意する必要があ ります。
今後、アユやニジマスなどの魚で異常がありましたら、京都府水産課(075-414-499 6)又は当所(0772-25-3082)へご連絡ください。また、異常なアユやナマズなどは 河川に捨てないでください。
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