京都ジョブパーク 総合就業支援拠点
ここから本文です。
日本国憲法(第22条)は、基本的人権の一つとしてすべての人に「職業選択の自由」を保障しています。雇用主にも、「採用の自由」が認められていますが、応募者の基本的人権を侵害してまでの自由が認められる訳ではありません。憲法の精神を尊重し、「職業選択の自由」すなわち「就職の機会均等」を実現するため、「公正な採用選考」を行うことが必要です。
本籍や出身地、家族構成や親の職業、住居の状況、購読新聞や愛読書等、仕事をするうえで必要のない事項について、たずねられたことはありませんか?
本人の適性や能力に関係のないこれらの事項によって採否が決定されるべきではありません。
京都府では、応募者に広く門戸を開き、適性・能力に基づいた採用基準による「公正な採用選考」を実施するよう周知・啓発しています。
「本人に責任のない事項」や「本来自由であるべき事項(思想・信条に関わること)」など就職差別につながるおそれのある具体的な内容は次の通りです。
(注1)「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します。
(注2)「現住所の略図等」は、生活環境などを把握したり、身元調査につながる可能性があります。
(注3)採用選考時において合理的・客観的に必要性が認められない「健康診断書」を提出させることを意味します。
採用選考にあたっては、「応募者の基本的人権の尊重」「応募者の適性と能力」に基づいた基準を基本的な考えとして実施してください。「応募者の適性と能力」を判断する上で必要のない事項は把握しないでください。
お問い合わせ
商工労働観光部雇用推進課
京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ 西館3階
電話番号:075-682-8912
ファックス:075-682-8924