北部地域の医療看護及び看護教育体制について意見交換を実施
令和5年1月16日
京都府健康福祉部医療課
075-414-4749
北部地域の医療看護及び看護教育体制の今後のあり方について、医療現場・看護教育現場等の関係者の方々との意見交換を実施しましたので、概要についてお知らせします。
1 日時
令和4年12月22日(木曜日)18時15分~19時45分
2 会場
京都府中丹西保健所(Web併用)
3 概要
1)京都府における看護師等確保・養成に関する現状と課題
2)北部地域の看護師等養成所に関する現状と課題
3)意見交換
1)京都府における看護師等確保・養成に関する現状と課題
京都府の看護師等確保対策の現状と課題について、少子高齢化の進行や、医療計画及び地域医療構想等を踏まえた内容で事務局から情報共有を行った。
2)北部地域の看護師等養成所に関する現状と課題
北部地域の看護師等養成所の現状と課題について、事務局から情報共有を行ったあと、養成所の各出席者から看護教育現場の実際について発言があった。
3)意見交換
主な発言
教育環境の充実
- 看護師の仕事の幅が広がっていく中で、より多くの看護師数が必要になるが、質の担保も一層求められることになるので、質の高い看護師を養成できる環境整備をぜひお願いしたい。
- 北部地域の看護師の養成数については、増やしていかなければ看護師数を維持できないと考えているので、病院としても実習受入環境を整えることに協力していきたい。
学生の確保
- これから看護師の養成数が減少することがあれば、看護師がいないので医療ができないということになりかねない。地元で従事する看護師は、地元で養成しないと定着しない傾向があるので、その点を考慮して政策に反映いただきたい。
北部地域の看護学校の養成規模
- 京都府立看護学校の定員数について、現状維持ではなく、増やすことが必要と考える。
- 学生定員数を減らすのではなく、少しでも多くの学生を育成し、その中で卒業後は北部地域に残ってもらえるよう協力して参りたい。
拠点機能
- 看護師を目指す人をどのように増やしていくかを考える必要があり、たとえば中学校よりもさらに幼少期から意識付けをしていくことなどが必要と思う。北部地域のどのような拠点でどのように学んでいけるかという全体像を、これから作っていくことが重要である。
- 北部地域の看護師等養成所卒業者の北部就職率は非常に高く、数の確保のために、その養成数を今後増加させる方向で議論を進むことを望んでいる。京都府立看護学校を北部看護師確保の拠点として、今後具体的な形で検討が進むことを願っている。