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【開催日時】令和元年5月8日(水曜日)13時55分頃から
【開催場所】京都府立海洋高校
【テーマ】海洋高校での生活や将来について
【参加者】
西脇 隆俊 京都府知事
【概要】
西脇知事が府内各地に出向き、府民の皆様と語り合う、「西脇知事と行き活きトーク」。第9回目となる今回は、「ミニトーク」として、京都府宮津市にある、府立海洋高校を訪れました。海洋科学科で育成岩がきの出荷準備の授業実習を行う皆さんと一緒に作業体験をした後、車座になり、高校での生活や将来についてトークしました。
<岩がきの出荷準備体験>
引き揚げの様子 |
丹後の海育成岩がき |
洗浄作業の様子 |
生徒さんから作業を丁寧に教えてもらう様子 |
<トーク内容>
海洋高校に入ったきっかけを聞くと、生徒の皆さんからは、「小さいころから水族館や釣りが好きで、将来は海関係の仕事に就きたいから」「水族館に勤めたいと考えて」「親元を離れ一人で暮らしていける力をつけたいから」「将来は養殖業で魚を育てるなど、消費者に届ける仕事がしたいと思ったから」など、様々でしたが、皆さんはっきりとした目的を持っていることが分かりました。
また、何か大変なことはないかという問いには、「海洋高校はイメージと異なる部分もあったが、自分のやること全てが将来に繋がるので、今は楽しんでいる」「テスト対策や資格取得のための勉強、部活で忙しくて大変」「女子生徒にとっては水産業は体力面で厳しい」という声もありました。
農業分野で進む「スマート技術」に関しては、「引き揚げ作業や岩がきを1個ずつに分ける作業などが機械化できれば時間短縮になる」「洗浄作業は人間の手でないと難しい」という声がありましたが、その後皆さんの将来の夢について語って頂いた際に、「卒業後は工業を学んで水産業の機械化のための勉強をしたい」という、たのもしい意見がありました。
生徒の皆さんは、高校を卒業した後の将来のこともしっかりと考えておられ、「海洋生物などを研究するため大学に進学したい」「航海士になるため水産大学校に行きたい」「船上で働く看護師になるため看護学校に進みたい」「水族館の職員になるため海洋大学に入りたい」など、様々な考えを聞くことができました。
知事からは、「まだ皆さんは高校2年生で可能性は無限大。一回こう考えたから、といってそれにこだわらず柔軟に考えてほしい。水産業や農業は6次産業化が進んでおり、経済は相互の連携や交流が盛んになってきた。ただ作るだけ、育てるだけではなくて、それらを加工したり、調理したり、また輸出したりと幅が広がっていっている。またそれによって国際的な知識や語学も必要だったり、工業の知識も必要になってくる。様々なことが関連してくるので、若いうちに浅くでも良いから、広く、様々な知識に触れるということは将来非常に役にたち、必ず繋がっていくもの。世の中の流れによって状況が変わってくるので大変だけど、ぜひいろいろと勉強してほしい。バラエティに富んでいるのは本当に良いことだと思う。皆さんには無限の可能性があるので、大変だと思うけど頑張ってください!」と生徒の皆さんに激励を送り、今回の「ミニトーク」は終了しました。
集合写真
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