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京都府の福祉施策に携わる専門職の先輩職員のインタビューをご紹介します。
平成24年4月 山城北保健所
平成29年4月 高齢者支援課
平成31年4月 家庭支援総合センター
平成31年4月から、家庭支援総合センターで児童福祉司をしています。児童福祉司は、子どもや保護者等から相談を受けてどのような援助が必要かを考え、市町村や警察など関係機関とも連携しながら、子どもの最善の利益のために援助をしていく仕事です。まだ異動してきたばかりですが、先輩や同僚との協力体制やマニュアルもしっかり整っていて、毎週のケース検討会議や新任研修なども充実している良い職場だと感じています。
なお、異動前は、本庁の高齢者支援課で介護予防関係の業務、その前は生活保護のケースワーカーをしていました。
大学で福祉系の学科に在籍していたのですが、ちょうど私の受験年度に、生まれ育った京都府で福祉職の採用枠ができたと知って「これだ」と思い、受けてみようと決めました。
府民と関わることが非常に多い仕事ですので、親身になって話をじっくり聞いたり、できるだけ分かりやすい言葉で説明をするよう心がけています。その一方で、できないことはできないと、毅然とした態度が必要な場合もあります。それらを使い分けながら、不安なことや困りごとなどを色々話していただけるよう、信頼関係を築いていきたいと思います。
都道府県職員は、市町村と比べて住民と直接関わることができる職場は多くありませんが、福祉職は、府民の生活に直接関わり、話し、考え、援助できます。時には悩んだりしんどいこともあるかもしれませんが、それが間違いなくやりがいになっています。
新たに児童福祉司となったので、まずはここで一人前になれるよう、また一から勉強をしようと思っています。子どもに関することに興味があったので、子どもの愛着形成や心理学の本なども読み、少しでも自分の引き出しを増やしていけたらと思います。今のように児童相談や生活保護の現場で直接府民と関わる業務も、本庁で国や市町村と関わる業務も、両方こなせるような職員になることが最終的な目標です。
(平成31年4月にインタビュー)
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