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はじめに京都薬用植物園の概要説明、生物多様性保全の取り組み等について紹介がありました。保有されている植物のうち、約2,000種が薬用植物とのことです。はじめに案内された歴史ある展示棟では、貴重な生薬の標本が展示されており、植物のサンプルを手に取って匂いをかいだり、味わってみたりすることができました。
香辛料園や民間薬園エリアの花壇はとても美しく手入れされており、ネームプレートに書かれている効能を読みながら、葉に触れたり、実をかじってみたり、五感で植物を感じることができます。爽やかな香りや甘い物、酸っぱいもの、また、どんな料理に使われるのだろうと想像しながら歩くのが楽しいです。
医薬品として重要な薬用植物や、キキョウなど、野生ではほとんど見られなくなった植物を絶滅危惧種のコーナーで見ることができました。また、漢方処方園には代表的な構成生薬を生きた薬用植物で栽培、展示してあります。たとえば、馴染みのある「葛根湯」は、芍薬、甘草など7種類の植物で構成された薬であることがわかりました。
スタッフの方の説明は詳しくて大変勉強になりました。広大な敷地内には、他にも 椿園や温室などあり、また花の季節に訪れることができればと思います。
お問い合わせ
総合政策環境部自然環境保全課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4706
ファックス:075-414-4705