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更新日:2024年12月27日

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新年議長あいさつ

府議会一丸、新しく、しなやかな議会へ

 明けましておめでとうございます。令和7年の年頭に当たり、府民の皆さまに謹んで新年のお祝いを申し上げます。
 昨年を振り返りますと、コロナ禍の制約から脱し、本格的なポストコロナ期を迎えました。京都府議会では、かねてより友好交流を続けているカナダ・ケベック州議会をお迎えし、互いの地域が持つ共通課題などについて意見交換を行いました。開園100周年を迎えた府立植物園にて行われました「LIGHT CYCLES KYOTO」がケベック州政府の特別後援のもと実施されるなど、さまざまな交流が行われたところです。
 また私自身、京都府議会議長就任2年目を迎え、府民に開かれた議会への新たな取り組みを積極的に進めてまいりました。昨年3月には、京都府議会と京都府立大学との間で包括連携協定を締結し、地域が抱える課題に的確に取り組むとともに、魅力ある地域づくりの推進や人材の育成に資することを目的として、議員と大学生による合同調査などを行いました。今後も地域に根差した学術研究機関である京都府立大学と一層連携を深め、府政のさらなる推進と地域課題の解決に取り組んでまいります。
 一方で、昨年は多くの災害が発生した年でもありました。特に、能登半島が度重なる災害に見舞われたほか、8月には日向灘を震源とする地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発表されるなど、府民の皆さまにも大きな不安をもたらしたことと思います。災害が激甚化・頻発化する中、万が一に備えるための確かな災害対策の必要性を痛感したところであります。
 今年の干支は巳であります。蛇は脱皮をして新しい姿に生まれ変わることから、変化・再生の象徴とされています。本年が能登半島の復旧・復興への大きな足掛かりとなることを願いますとともに、コロナ禍による制約がなくなり、人々の交流が活発となる中、時勢に合った柔軟な議会運営に努めてまいります。府民の皆さまの代表として、不断の努力をもって政策への審議を尽くし、この先行き不透明な情勢にあって、時に柔軟でしなやかに、時に新しきを取り入れ、京都府議会は一丸となって、府民生活の向上を目指し活動してまいります。
 結びに、本年が府民の皆さまにとって素晴らしい一年となりますようお祈りいたしまして、新年のごあいさつといたします。
令和7年1月
京都府議会議長 石田宗久

 

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京都府議会事務局総務課広報広聴係

京都市上京区下立売通新町西入

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