ここから本文です。
下水道について理解と関心を深めてもらうため、京都府では、昭和63年度から京都府流域下水道浄化センターを見学した小学校4年生を対象に「下水道作文コンクール」を実施しています。
平成26年度は、1,395編の応募があり、平成26年12月14日(日曜日)に「京都環境フェスティバル2014」の会場において表彰式を行いました。
入賞作品は下記のとおりです。(原文のまま掲載しています。)
「ザーザー」「ジャージャー」
よく耳をすませると、いろんな水の音がします。五月二十七日に私は、洛南浄化センターに行きました。今まで私は、浄化センターのみなさんにめいわくをかけていたと思います。なぜかというと、学校や家でトイレそうじをしていたり、台所、手あらい場、おふろそうじで、毛やほこりやテッシュ、紙やごはんの食べかす、食べのこしなどを流していたからです。でも、浄化センターに行って、ゴミを流してはいけないという事と、いろいろな事を教えてもらいました。洛南浄化センターには、おどろく事がいっぱいあります。その中の三つをしょうかいします。
まず、一番おどろく事からしょうかいします。なんと、洛南化センターにはび生物がいるそうです。び生物は、きたない水の中に入っているゴミやきたない物を食べるやくをしています。浄化センターについて話してくれた人が、
「水の中にはび生物がいますよ。」
と言ったので、どんな形か、どんな大きさなのか分からなかったので、そうぞうしてみました。そうぞうをした結果、虫のくもみたいな形で、米つぶぐらいの大きさだと思っていました。でも、実さいに見てみると、何もいませんでした。
「なにもいませんよ。」
と言ったら、
「実は、び生物はすごくすごく小さくて、目に見えないのですよ。」
とやさしく言ってくれました。その時は、すごくおどろきました。
次に二つ目です。二つ目は、洛南浄化センターではたらいている人は、やく六十人ぐらい、いるのだそうです。洛南浄化センターではたらいている人は、お正月も休まずに交たいではたらいているそうです。私が、
「休みがなくて、こまらないのですか。」
と聞くと、
「水がきたなくて使えないほうがこまるので、毎日来ているのですよ。」
と言われました。私はなっとくいきました。
三つ目は、洛南浄化センターの大きさです。洛南浄化センターの大きさは、やく野球の甲子園球場の5こ分だということです。
やっぱり洛南浄化センターは、おどろくことがいっぱいです。洛南浄化センターの横には、広いグランドがありました。そのグランドでサッカー大会がおこなわれるそうです。
見学を終わって、私は、
「これからは、台所やトイレに、流してはいけない物を流さない」
という事と、
「お正月も休まずにがんばっている、洛南浄化センターの人にめいわくをかけないように水を大切に使おう」と思いました。
六月九日に浄化センターに行きました。
まず、ビデオをみせてもらいました。そこでは、家からでたよごれた水がどうやって浄化センターへ行くかを教えてもらいました。よごれた水は下水道管を通って浄化センターへ行きます。
次に行ったのは、第一ポンプ棟です。ポンプ棟には、汚水というのがたくさんたまっていました。黄色の水でした。ゴミもたくさんまざっていました。
その次に行ったのは、最初沈でん池です。最初沈でん池では、ういているゴミや砂をしずめてとりのぞきます。
さらに、生物反応槽にも行きました。そこは地下にあるって知らなかったので私は
「生物反応槽ってどこにあんのかな~。」
と少しぎもんに思いました。微生物は水の中のよごれを食べてくれます。生物反応槽では、とても役に立っています。
最後に行ったのは、最終沈でん池です。汚水からだんだんきれいになっていました。きれいになった水は、急速ろ過施設を通ってさらにきれいにした後、オゾンというガスで消毒して、第二ポンプ棟で水をくみあげて木津川へながします。浄化センターから木津川にながす水は木津川の水よりきれいにしてながしています。
浄化センターを見学して、思ったことは、この施設があるから、川や海が美しくよみがえったり、よごれた水がながれこむドブがなくなり、街がせいけつになるということができるんだと思いました。休むことなくはたらいてくれている人たちにとても感しゃしたいです。お正月やゴールデンウィークでも浄化センターは私たちの家や旅館からでるよごれた水をきれいにして川にながしてくれています。二十四時間、三百六十五日、とても大変だと思うけど、やってくれてるので本当に感しゃしたいです。はたらいている人が毎日思っていることは、
「木津川の水よりきれいにすること」
です。私たちのことを考えてくれていてとてもうれしいです。浄化センターは、私たちの生活にとって大切なものだと思います。
木津川上流浄化センターにかんしゃ。
私はたった一てきの水です。二十一時間もかけて、とても大切にきれいにされた一てきの水です。今日おきた、すばらしい体けんを一人でも多くの人に知ってもらいたいので、あなたにもお話ししましょう。
私は由良川の源流ですんだとう明な水と一しょに流れていると急に、
「まぶしい。」
と感じた後、じょう気になって雲に乗り、こんどは雨となって木津川にふりました。私は、
「どうして同じ川なのに、こんなに汚れているのだろう。」
と思った時には、あのすんだとう明をなくしていました。疲れて、汚れて、とっても悪い気分でした。その後、信じられないことがおこりました。私は木津川上流浄化センターに入り、他の水と一しょに流れていたのです。ここでび生物が私の汚れを食べていました。すると急に60センチぐらいの石の中を通されました。すると、もっときれいになっていました。最後に空気の中を通され、消どくされました。今はもう良い気持ちです。
今、私は考えています。もし下水道や浄化センターがないと病気がはやり、多くのとうとい命がうばわれる事でしょう。しかも、汚水はそのまま川に流され、川のすんだとう明感がうばわれることでしょう。とう明なすんだ水は大切だったのです。
人と水は昔から一しょに助け合いながら生きてきました。それを守り、続けることは大切なことです。生き物が水を使い、別の生き物がその水をきれいにします。自然の循かんでも水はきれいにできますが、現代では浄化センターが活躍しています。さらに私は気づきました。浄化センターは人工物なのに自然を守るためにつくしてくれていたのです。それに気がついて、もっと感しゃしたくなりました。
浄化センターは大きな循かんの一部でした。川の水が浄化センターに行き、それが家へ行きふたたび川に戻ってくるのです。このことを考えると、浄化センターの大切さはいうまでもありません。ここでは、二十四時間三百六十五日すんだきれいな水を作ろうと一生けん命に働らいてくれています。今、私は考えています。あの川の魚のえ顔、あのすんだとう明な水そしてあのきらめく水は全て浄化センターのおかげでした。浄化センターこそが水と命を守ってくれていたのでした。
今、私はすんだ一てきの水です。のちに遠い国へ行った時も、ふたたび日本へ戻ってきた時も、そこにいる水や人々に浄化センターの大切さを伝えていきたいです。
私は、水がいろいろな所に行って、きれいにされたり、使われたりしている事が分かりました。まず水は、川からじょう水場に行ってきれいにされます。そして、きれいになった水は、家庭や、工場などに送られます。家庭や工場に送られて、使われたら、今度は、じょう化センターへ行ってきれいにされ、また川にもどります。このように、水は、いろいろな所に行っているのです。
ほかにも、じょう水場や家庭、じょう化センターに行かなかった水も、くり返しくり返し、ほかの所に行っているのです。水は、雲から雨になってふって来ます。これは私も、勉強する前から知っていました。ですが、その雨が、だんだん川になって行く事を、今回勉強して分かりました。これから行く所も、勉強して分かった事です。川からは、海になって行きます。海からどこに行くのか、全く知りませんでしたが、実は、じょうはつして、雲になる事が分かりました。水は、身の回りをぐるぐる回っているんだなぁと思いました。
水は私たちが、ふつうに使っているものです。ですが、水は、大切に使わないといけないものです。もし水がなくなってしまったら、私たちはどうしましょう。生きて行けませんなので、水をもったいなく使ってしまってはいけません。私は、この勉強で、水はどれだけ大切なのかを知りました。
じょう水場では、たくさん、水をためる所があります。そして、ごみをしずめたりしています。じょう水場は、私たちが飲める水を作る場所です。私は、じょう水場が大切な場所だという事を知りました。
じょう化センターでは、いろいなきかいがあります。あと、地下があります。じょう化センターは、川にきれいな水をもどす役目があります。私は、じょう化センターは、川のかんきょうを守る場所だという事を知りました。
私は、水をもったいなく使わないようにはどうすればよいのかを考えました。ぜったいに私たちが出来る事は、水を出しっぱなしにしない事です。歯みがきや顔をあらうときなどに、水を出しっぱなしにしてしまうと、それだけで、大きなむだ使いです。
出来ない人もいるかもしれませんが、雨水を使う事が出来ます。雨水をためておくと、水やりや、まどふきなどに使うことが出来ます。雨水はきたない水ですが、きたない水でも使えることもありますよね。
私は、水のことを勉強して、水はとても大切だということが分かりました。私は、水を大切に使わないといけないんだなぁと思いました。これからは、水を大切に使おうと思いました。
「くさいくさい。」
みんなが洛南浄化センターに入って見学しているときに言っていました。見学に行く前、先生が「浄化センターはとてもくさいよ。」と言っていました。(どんなにくさいのかな)と思っていました。見学がはじまる前に(どんだけくさい・・・?)と思うしかなくなっていました。見学がはじまり、どんなにくさいと思いました。入ってから、くさかったので
(くさい。)
と思いましたが、私たちが出したものなのでがまんしました。そして、び生物がどんなに小さいのかも知りました。始めは目に見える大きさで、一センチぐらいと思っていました。び生物がいる所に行くといなくてビックリしました。案内してくれた人が、
「び生物は目に見えない大きさです。自分の指にいるとしたら一万びき以上います。あと茶色になっていますが、これは全部び生物です。」
と言っていました。わたしはとてもビックリしました。予想とはずれて一センチと思っていたのに目には見えない大きさなので一ミリより小さいのかと思いました。そしてび生物がきたない物を食べてくれた水はとってもキレイになっていました。さっきの茶色の水ととう明の水はとてもちがいがあると思い、び生物はすごいと思いました。私はこのじょうたいで川に流すと思いましたが薬を入れ流します。
私は今まできたない水からキレイな水をするまで色いろなことをしているということを知りませんでした。あとわたしはけっこう水を出しっぱなしにしていました。何も考えずに出していたので今思いかえすと水を大切にしないといけないことを知りました。水をむだにせずに、大切に使わないと水がなくなるかもしれません。なので水を出しっぱなしにせず、水を出してすぐやめることが大切です。それをいしきして水を出したり、とめたりしましょう。あと水がなくなると、水が飲めなくなります。なので大切にしましょう。そうすると町のかんきょうもよくなると思います。
みなさん、水を大切に!して町のかんきょうをもっとよくしましょう。
わたしは洛西じょう化センターに行く前に、知っていたこと、思っていたことはほとんどありません。知っていたのは、水はせつ約しないといけないなぐらいです。思っていたのは、くさいのかなぐらいだけでした。
学校で落西じょう化センターのことを知って、どんな所なのかな、び生物って種類はあるのかなぁとか、乙訓中ではどんな水が流れてくるのかなぁとか他にも、いっぱいぎもんに思うことがありました。
洛西じょう化センターに行って、いろいろなことが分かりました。まず、ビデオを見てここはどんなところなのか、び生物の種類のことがわかりました。とくにび生物でおもしろかったのがつりがねムシのビョ~ってのびる所です。ビデオを見終わり、次に、見学しに行きました。まずさい初は、沈砂池に行きました。そこはとてもくさくて、水もにごっていたけど、やっぱり大きなゴミはありませんでした。次に最初沈殿池に行きました。そこもやっぱりまだくさかったけど最初より、ましになっていました。次に反応タンクに行きました。くさくも、大きなゴミもなかったのでび生物が、がんばっているんだなと思いました。次に最終沈殿池に行きました。び生物のおかげで、最初よりきれいに、なっていて、び生物ってすごいんだな~と思いました。次に消毒設備に行きました。まだあまり、良いにおいじゃないけれど、水をくんでもらって、見てみると、最初の沈砂池とくらべものにならないぐらいきれいになっていて、においもましになっていたので、すごいんだなぁと、思いました。さいごに、水質検査をしている所に行きました。そこは、実験室みたいで、おもしろいなぁ~と思いました。最初の汚水がいろいろな所を通ってきれいになってまた私たちの所にもどってくるので、すごいなぁと思いました。
洛西じょう化センターに行って、これからの生活の中で気を付けることやくふうが分かりました。トイレの中にビニールやかたい紙を流さない。みぞとかに、ガソリン、シンナーを流さない。洗ざいは使う量をきちんと計る。など他にも色々気を付けないといけないことが、分かりました。これからもこのことを気を付けたり、体を洗っているときなどに、シャワーをとめたり、油を流さずふきとったり、ちょっとしたことでもせっ水にもなるんだなぁと分かったので、家族にも協力してもらってせっ水したいです。
洛南じょう化センターにいくまえ、私は、下水道のことはあまり知らなかったので、どうやってきれいな水を作るんだろうと思っていました。でも洛南じょう化センターにいったら、いろいろな工夫があってすごくおどろきました。
一番おどろいた所は、生物反応タンクです。活性汚泥を使って水をきれいにするのは、とても、おどろきました。
見学するときに見た、大きな土管みたいな物もありました。もっと小さい物もあるけど、人が通れるぐらい大きいとは思いませんでした。こんなに大きい物に水を通しているんだと思ってとてもびっくりしました。
最終沈殿池で、よごれを食べた後の活性汚泥が沈められた後の水は、急速ろ過池できれいにするのが一番心にのこっています。なぜなら、とても工夫してあると思ったからです。砂やジャリをとおして、水をきれいにするのはすごいと思ったけど、水が流れていく所に、砂が流れないのかと思いました。
私が家でやっていることは、台所の水を流す所にあみみたいなものを使って、ごみがながれないようにしています。そして、お母さんは、おフロに使った水を洗たくにも、使っています。だから、少しはせっすいをしたりごみを流さないようにしています。
洛南じょう化センターは、城陽市の他にも、宇治市や八わた市などのいろいろな所からくる下水をしょりしていて大変だなと思いました。いろいろな所からたくさんの水がくるのに洛南じょう化センターが水であふれたりしないのかなと思いました。
最終沈殿池で沈められた、どろは、しぼったりして、だっすい汚泥になるのはすごいと思いました。水の中のどろだから、水分をたくさんふくんでいるのに、見学の時にみた、だっ水汚泥は水分が、ぜんぜんなかったので、とても、びっくりしました。そのしぼった、汚泥をまた、乾燥機に入れて水分をなくすなんてとても大変だと思いました。
見学で思ったことは、いろいろな池があって少しずつきれいにしていくんだなと思いました。洛南浄化センターがあるから宇治川や水がきれいになっているんだなと思います。そして、よごれた水をきれいにするのは、大変だから、あまり水や川をよごさないようにして、できるだけ、水をだしっぱなしにしないようにして、水をむだにしないようにしたいです。
六月十三日に総合的な学習の時間の勉強のために宮津わん浄化センターへ見学に行きました。
はじめに、中の会議室のような所へ行き、作業員の人の話を聞きました。そこでは、下水はどこから流れてくるか、どのようにして下水がきれいになるのかなどを聞きました。わたしはどのようにしてきれいになるのかを聞いて、
「び生物というものだけでたくさんの下水をきれいにしているのか。」
とはじめて知りました。さらにわたしは、
「一センチメートルもないび生物だけで本当にきれいにしているんだな。」
とび生物に関心しました。
そして、わたしは浄化センターへ見学に行き、考えたことが二つあります。まず、一つ目は浄化センターに流れる下水のりょうをへらすということです。理由は、学校で勉強して地球上のうち飲み水は二パーセントしかないということです。それをわたし達の生活のたくさん飲み水を使います。その中で使わなかった水を浄化センターに流していることもあります。そして、よごれた水ときれいな水がまざりよごれた水がふえます。それは、下水をふやすことになり、び生物もおいつかなくなります。そうならないようにわたしは水のむだ使いをへらします。
二つ目は、宮津市全体に下水道管があるといいなと思います。理由は、下水はどこから流れてきているかという質問で考えました。この答えは下水道管は宮津市全体にはありません。下水はかや町からも流れてきています。宮津市以外からも下水を集めるのは良いと思います。でも、宮津市全体に下水道管がほしいです。そして浄化センターは、海の生物を守るためにもできています。さらにあと二つ、かいてきなくらしを守るため、病気から守るために役立っています。わたしの住む由良は、下水道管がありません。それで、川や海へ下水が流れています。そのため海や川の生き物が住めなくなります。だから宮津市で下水道管のない所にはつけてほしいです。
最後に、わたしからみんなへおねがいです。それは、
「一日に使う水をへらしてみてほしい。」
ということです。これを考えた理由は、浄化センターに使われて、下水になった水が一日に、八千五百立方メートルも流れてきているのです。一日にこんなにたくさんの下水が流れてきているのなら、び生物の数は大丈じょう夫なのかと思います。び生物がいなくなると下水をきれいにできません。そうなると大変です。そして、わたしたちが快てきなくらしもできなくなります。だから一日に使う水の量を少しでもへらしてみてほしいのです。これからは手洗いにする時に使う水の量や、水の出しっぱなしをみんなでへらしていきましょう。
お問い合わせ