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令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた活動が実施できなかったプロジェクトもありましたが、大学教員の指導のもと、大学生が府内各地へ飛び出し、現地調査や地元の方へのインタビュー、グループ討議等を重ねて地域の課題や魅力を発見し、地域活性化に向けて取組みました。
この度、以下のとおり令和2年度の活動結果をとりまとめました。
森里海連環の視点から、城山を含めた上宮津地区の森資源と里資源、また宮津・丹後地域の海資源に関するフィールド実習を連携団体と企画・実施した。また、地域内外の団体主催による地域活動に参加した。さらに、地域の発信に向けた学び・交流の場として上宮津関係者とともに地域外部団体(京都府立丹後郷土資料館、京都移住コンシェルジュ)を招いたオンライン意見交換会を実施した。これらを踏まえ、連携団体と協働でアクション・プランを作成した。
日置地域会議役員を対象としたワークショップを2回開催し、次年度の地域づくりのための地域住民を対象とするアンケート作成・実施に向けたアクション・プランの作成を行った。また、大学(学生)と地域住民の継続的な交流、次年度実施予定の住民アンケートの円滑な実施に向けて、ニューズレター「みんなの日置通信」の発行を行った。
2018年度と2019年度に京都大学地域振興研究会(学生任意団体)が実施した出荷者聞き取り調査結果、及び消費者アンケートを分析・整理し、報告書の作成及び報告会を行うことで生産者・消費者の情報・課題を可視化し、共有した。また、生産者の”まごころ”を伝えるためのPR動画作成(アクション・プラン)に向けた動画の試撮を行った。
【参考ホームページ】
狭義では「人口動態」、「行政・政策」、「雇用促進」、「産業構造」、「風土」など「京丹後市」を形成する要素を包括的に学ぶことで、「京丹後市」を知る。広義では「京都府北部」を知ることで、京都文教大学が所在する宇治市、あるいは京都府南部との比較を行い、「京都府」という地域についての理解を深める。また、参加学生にはプロジェクト終了後も京丹後市との接点を継続的に保てる環境づくりや情報提供を行う。具体的には、学内外で開催している京都府北部地域に所在している事業所を中心とした就活イベントやUIJターンイベントへの参加を促進し、関係人口の創出に努める。
5.令和2年度の事業内容と成果
新型コロナウイルス感染症の影響により、京丹後市への直接の訪問回数を減らし、京丹後市の概要に関するレクチャーをリモートで受けるなど、一部内容をオンラインで実施した。また、最終成果物として、ラジオ番組制作やグループ毎での地域課題解決に向けた政策・施策提言を行った。
学生は3つのグループに分かれて、地域住民と活動した。
農地の多面的機能(生態系サービス、水源の涵養等)を保全する活動を支援するため、水田、水路の生物調査を実施し、生態系サービスの視点から農作物への「生物多様性という付加価値」の創出を検討した。水田で見かける昆虫、魚などの生き物をまとめ、「生物調査シート」の原案を作成した。
特別栽培米の販売にかかる消費者アンケートを実施し、ターゲット層の絞り込みとパッケージデザイン変更について検討した。新たな販路として、学内受注販売を試行した。
農村・農業政策及び他の地域の生物多様性保護の米作りの先進地域について調査し、ゲンゴロウ郷の米のブランド確立のための農法について研究し、「ゲンゴロウ郷の米農法手引書」(案)を提示した。
【参考ホームページ】
京丹後三重・森本プロジェクト現地フィールドワークを実施(外部リンク)
京丹後三重・森本プロジェクト第2回現地フィールドワークで地域の方と交流(外部リンク)
自治体職員からの課題聞き取り、デジタル化に関わる住民への現地聞き取り、デジタル化に関わるWEBアンケートを活用した調査を実施した。
観光事業者等の課題聞き取り調査、WEBアンケート調査を実施し、伊根町における新しい観光事業の仕組みづくりに貢献した。
エネルギーデジタル化に関わる関連企業を交えた普及啓発に関わるセミナーを伊根町の現地とオンラインで実施した。また、地域のエネルギービジネスの実装を進める企業の講演会と研究成果の報告会を伊根町の現地とオンラインで実施した。
5.令和2年度の事業内容と成果
市民の話し合いを充実したものにするため、話し合いを円滑に進める役割をもつファシリテーター研修をオンラインで実施。若者を対象としたオンライン・ワークショップに参加。
市民の話し合いで出される地域課題についての理解を深めるため、旧3町でのフィールドワークを実施。大江町の地域資源、棚田の保全活動を知るためのフィールドワーク及び大江町での取組に関する講演により、地域の取組を学び、懇談・交流を行った。
【参考ホームページ】
「政策実践・探究演習(国内)」福知山プロジェクトがフィールドワークを実施(外部リンク)
集落における活動や観光振興に係るイベント、また移住者を中心とした取組への参画を通して、次年度に向けた関係づくりや課題設定を行った。また、地元愛の醸成、行政の情報化、都市農村交流策等の研究成果をまとめ、発表した。
若者のUターン就職に関する意識調査及びリモートワークに関する意識調査を取り、綾部市内のフィールドワークを通じて人口減少対策の提案を行った。
綾部市役所にヒアリングを行い、産業と地域のつながり、歴史を調査し、地域の魅力発見及び地域活性化につながるプランを提案した。
【参考ホームページ】
「京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ事業報告会」の開催(外部リンク)
新型コロナウイルスの影響により、例年主催しているイベントは中止となったが、SNSでの宇治茶に関する情報発信や、WEBメディアからの取材対応、近隣中学校に出向いての活動報告など、活動の広報に努めた。
宇治橋通商店街と連携し、まちづくり団体との交流やオンライン企画への参画に取り組んだ。また、前年度に作成した、商店街の飲食店を紹介する宇治橋通りグルメ情報誌」に基づいた店舗紹介をSNSで発信した。
人気アニメ「響け!ユーフォニアム」を通して地域とファンを繋ぐ取組を実施。新型コロナウイルスの影響により、宇治を訪れることが出来ないファンに向けて、作品の舞台をクイズを交えて紹介する動画や、ファンにもゆかりのある宇治市内の飲食店を紹介する動画の作成を行った。
ファッションを切り口に、多世代交流の促進を図った。宇治橋通り商店街にある店舗主催のファッションイベントにてファッションショーを実施したり、宇治市在住の高齢者を対象にした生涯学習事業での交流会に参画したりした。
障がいをもつ方や依存症の方など少数者に対する偏見や「壁」のない地域社会を目指し、施設でのボランティアになどの交流機会の創出に取り組んだ。依存症回復施設の関係者の方々に対して、施設での思い出や施設の大切さなどをインタビューする動画の作成などを実施した。
365日オープンの住民コミュニティ拠点「だんだんテラス」「だんだんラボ」を運営するとともに、男山地域再生基本計画の目標達成に向けたコーディネート、マネージメント、団地住戸及び屋外環境の改善整備設計の策定と実施サポート、八幡支援学校との「俳句」を通じた地域交流、大学連携地域再編まちづくりにおける拠点形成型関西大学モデルの確立に関する研究など、事業目標に向けた活動を連日実施した。
【参考ホームページ】
経営経済学部経営学科スポーツビジネスコースの学生らによる南山城村の活性化事業―ウエルネスウォーキング講習会―(外部リンク)
京都府南山城村活性化プロジェクト~資源再発見とウォーキングコースのイベント企画~(外部リンク)
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