メタンハイドレートの開発促進
表層型メタンハイドレートの活用を目指して
メタンハイドレートとは
なぜ注目されるのか
- メタンハイドレートは、石油、天然ガス、石炭などのエネルギー資源が少なく、そのほとんどを外国からの輸入に頼っている日本の近海にも相当量が存在すると推測されており、新しい資源として注目されています。
- 人工のメタンハイドレート結晶は、白色で触ると冷たい氷のような物質です。
常温下で分解が進むため、火を近づけると放出されたメタンガスに引火し、メタンハイドレート自体が燃えているように見えることから、「燃える氷」と呼ばれることがあります。
- 海域におけるメタンハイドレートには、表層型と砂層型の2つのタイプがあります。
主に表層型は日本海側に、砂層型は太平洋側に存在しています。
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構造・特徴
- メタンハイドレートは、メタン(天然ガスの主成分)と水の2つから構成されます
- その起源は、①動物・植物プランクトン等が海底に体積し微生物により分解され、生成されたガス、②①がさらに沈下して地底熱により熱分解し、生成されたガスです。
- これらが安定的に存在できる低温高圧の環境で結晶し、固体となったものがメタンハイドレートです。
京都府の取り組み
京都府では、日本海やその沿岸地域のポテンシャルを活かし、表層型メタンハイドレートなどの海洋エネルギー資源の開発を加速化させるため、日本海沿岸の12府県で構成する「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合(略称「日本海連合」)」による情報収集や調査研究、国への提案等の取組を進めています。
令和2年度には、取組のひとつとして、府民の方へ表層型メタンハイドレート開発の可能性を理解いただくための動画を作成しました。