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令和6年9月10日 京都府立大学ウェブサイトにてデジタル版「日本料理大全」が無料公開されました。
公開に伴い、京都府、日本料理アカデミー、京都府立大学の三者で合同記者会見を行いました。
デジタル版「日本料理大全」の日本語版・英語版については、以下のリンクからご覧いただけます。
京都府立大学ウェブサイト 日本料理大全デジタルブックの一般公開について(外部リンク)
また、日本料理大全及び日本料理アカデミーの概要等については、以下のとおりです。
平成25年の「和食;日本人の伝統的な食文化」のユネスコ無形文化遺産への登録、海外における日本料理店の大幅な増加を踏まえ、日本料理の正しい知識と文化の国内外への普及を進めるため、国内外の料理人が、日本料理の技法を科学的に理解しながら、自分の料理に取り入れて実践できるような料理教本として日本料理アカデミーが制作されたもの。
日本語版と英語版があり、5巻を刊行(今後は「煮方」も刊行予定)
①プロローグ(日本料理の概要と歴史等)
②だしとうま味、調味料
③向板Ⅰ(切る技法 魚のおろし方)
④向板Ⅱ(切る技法 魚介類、鳥類、野菜)
⑤焼場(焼く技法)
NPO法人日本料理アカデミーは、料理人、味覚や日本文化の研究者、高等教育機関の教育者、食の関連業種で構成する専門的職能集団で、日本料理の普及と継承を目的に活動しています。
『日本料理大全』シリーズ刊行プロジェクトは、料理人と各分野の専門家が共同で制作を進め、「専門性の高い技法を、科学的に解明し、理論的に理解する」ことでプロフェッショナルのシェフに必要な情報を提供していくことを目指しています。
名誉理事長を文化功労受章の村田吉弘(「菊乃井」三代目主人)が、理事長を栗栖正博(「たん熊北店」三代目主人)がつとめ、各分野の研究者と関連業種との協力により運営されています。
2013年(平成25年)の「ユネスコ無形文化遺産」登録の際は中心的な役割を果たし、2017年(平成29年)の「文化芸術基本法」の改正、京料理の登録無形文化財への登録など、2004年(平成16年)の設立以来、食を文化として確立し普及・継承するべく、精力的に活動を続けられています。
日本料理アカデミーから「日本料理大全」の国内外への普及を広く図るため、和食文化科学科を開設する府立大学のウェブサイトでの無料公開について、府と府立大学に提案があり、三者で協力して取り組んだもの。
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