中丹地域スポーツ観光推進協議会 発足会議
1.日時
平成22年7月30日(金曜日)10時30分から12時00分まで
2.場所
サンプラザ万助 2階 白鳥の間
3.出席者
中丹地域スポーツ観光推進協議会委員(20名)他
4.内容
(1)開会挨拶
京都府中丹広域振興局 竹内 局長
(2)協議事項
- 中丹地域スポーツ観光推進協議会規約について
- ワーキンググループ設置について
当局、3市観光・スポーツ担当課、観光協会、体育協会の実務担当者による「全体ワーキンググループ」を設置し、受入体制の検討など
- 今後の取組等について(京都新聞企画事業株式会社から説明)
京都新聞企画事業株式会社による「スポーツ合宿等誘致活動」、「モニターイベント開催」等の取組を説明
(3)その他(意見交換)
- 合宿の誘致に、実際に現場で指導するコーチの人脈やつながりを活かしたことがある。ワーキンググループにこのような人材もいれてはどうか。
- 綾部には宿泊施設が少なく、大きな大会の誘致は難しい。
- 施設については、福知山の不足分を綾部で補うなど、横のつながりで対応したい。日帰りではなく1泊2日で、街の風情を楽しんでほしい。
- 個人的な付き合いで宿泊してもらっているのが現状。組織的に取り組みたい。
- ワーキンググループに会議所は入らないのか。協議会は年に何回開くのか。
回答)テーマによっては入ることもある。協議会は年1回、ワーキンググループは3から4回程度。
- 成功のためには、競技団体だけでなく、宿泊施設やボランティアといった地元のサポートが必要。かつて車椅子駅伝は失敗したが、綾部の里山サイクリングは地元の協力で年々参加者が増えている。
(4)記念講演
講師 同志社大学スポーツ健康科学部 教授 横山 勝彦 氏
演題 スポーツ振興による地域活性化「ソーシャル・キャピタル形成への貢献」
- スポーツを社会科学的に考えてきた。スポーツは社会の縮図(サッチャーの言葉)。
- 社会の動向、大学・学生は変わってきた。希薄な友人関係、真面目な反面、積極性に欠ける。
- 情報過多の現代社会においては、どのターゲットにどんな情報を届けたいのかを考えなければ、ほぼ流されてしまう。
- 経済効果等は、数字を使った可視化が必要。
- 脳・心・身体のバランスを取ることの重要性。スポーツとは、心の不安を身体を使って解消すること。
- 街づくりには、よそ者・馬鹿者・若者の意見を取り入れること。そこから優れ者が生まれる。
- 地元について、「無い物ねだり」ではなく「ある物探し」を。
- メディアの役割。スポーツの裾野を広げるためには、放送時間や料金を工夫しなければならない。
- 持続可能性のある地域づくり。
<質問等>
- 住民の意識改革の手法のヒントは。
回答)コンセンサス会議の実施。手続の中に住民を入れていくこと。
- サークルやトップ集団を呼ぶのは難しい。2部・3部ルーグ(例:アメフト)を狙うのはどうか。(横山教授からの提案)
- 誘致に際し、競技を絞るべきか。
回答)競技もしくは対象とするレベルを絞るべき。
- 小さい子供や女性をターゲットにしようと考えている。
回答)女性のサークルも狙い目かもしれない。
(5)閉会挨拶
京都府中丹広域振興局 古谷 副局長
協議会資料
中丹地域スポーツ観光推進協議会資料(PDF:442KB)