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高病原性鳥インフルエンザの国内での発生があり、海外でも世界各地で発生が続いています。渡り鳥がウイルスを運ぶ可能性が指摘されており、渡り鳥が海外から飛来するシーズンを迎えるにあたり、一層の予防対策の徹底が必要となります。
今すぐ以下の対策が実施されているか再度確認してください。できていない場合は確実な実施をお願いします。
鶏など家きん類の放し飼いはやめましょう。
鶏舎の開放部や網目の大きいところには、スズメなど小さい鳥の侵入を防ぐため2cm角以下の網目の金網や防鳥ネットを張りましょう。
網目の形は、どんなものでもかまいません。金網の網目は2cm以下に!
防鳥ネットや、金網(六角形のものでも網目が2cm以下)はホームセンターで購入可能です。
4に書いてあります野生動物進入防止のためにも、金網、防鳥ネットは小屋に隙間なく、しっかり留めて下さい。
雨水、井戸水、山水、川水など、野生動物等により汚染される可能性のある水は絶対に与えないで下さい。
家屋から離れた場所に鶏小屋があるなど、水道水を与えるのが難しい場合は、飲水消毒用の塩素剤を薄めてタンクなどに溜めた川水や山水などに適量入れて混ぜる方法もあります。
詳しくは中丹家畜保健衛生所までお尋ねください。
このようにスポイトで添加するだけの簡単な方法を御紹介します。
水道水を与えられない方は中丹家畜保健衛生所までご連絡ください。
鶏舎の出入口に消毒槽を置いて、靴底をしっかり消毒してください。
鶏舎周辺への部外者の立入を制限してください。
<踏み込み消毒槽に使う消毒薬>
踏み込み消毒槽には、逆性石けん(パコマ、アストップ、オスバンなど)、塩素系消毒薬(クレンテ、ビルコンなど)、オルソ剤、消石灰などが有効です。
家庭で入手しやすい台所や洗濯用の塩素系漂白剤(ハイター、ブリーチなど) を50倍から100倍程度に水道水で薄めて使っても効果があります。
*オスバンは薬局で購入可能です。
感染源からネズミ、イタチなどの野生動物や、ハエ、ゴキブリなどの衛生害虫が鶏舎内にウイルスを持ち込むことも考えられます。
これらの動物の駆除や侵入防止を徹底しましょう。
複数の鶏が突然死亡する。
元気がない眠ってばかりいる。
卵の産みが悪くなるとさかや顔、脚の皮膚がむくんだり、青黒くなる
神経症状(ふさぎ込む、首が曲がる)、呼吸器症状(咳やくしゃみ)
消化器症状(エサを食べなくなる、下痢をする)など
飼育鶏等にこの病気を疑うような異常があったときは、すぐに連絡願います。
1 飼っている愛玩鳥と病原体との接触を防ぐ
愛玩鳥は放し飼いせず、鳥小屋に入れてください。
防護ネットや金網で野鳥、野生動物の侵入を防止してください。
水道水など消毒した清潔な水と新鮮な飼料を与えてください。
2 清潔な管理、健康観察と手洗・うがいの励行
飼育舎には専用の長靴を準備し、管理前に消毒してください。
元気、食欲、顔・足の皮膚など異常がないか観察してください。
愛玩鳥に限らず、動物に触れた後は手洗いとうがいをしましょう。
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