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本制度活用第4号として、宇治市において京都CSRネットワーク参加NPO法人と連携して、パートナーシップミーティングで講演を実施しました。
テーマ「まちをつくる情報」
地元宇治市の魅力発信に取り組む活動の事例紹介を通して、宇治市の地域活動団体の新たな協働の構築、活動の質向上・深化、宇治市全体の地域活動への機運醸成を目的とする。
令和4年11月11日(金曜日)午後2時00分~4時30分まで
お茶と宇治のまち交流館 茶づな
宇治市パートナーシップミーティング参加NPO法人、地域活動団体等(26団体44名)
はじめに、NPO法人ちはやぶる宇治の未来をつくる会 森田 誠二 氏から自己紹介をいただき、事例紹介に入る前に、前職の関西テレビ社員時代に作成されたミュージカルのコピー「伝えつづけたいことがある、伝えつづけたい人がいる」という気持ちを大事にし、誰もが持つ「共感したい」という内在的動機をエネルギーとして、まちづくりや様々な課題と向き合うベースを作れないかという思いで、現在も活動されていることを御報告いただきました。
【森田氏にとって、伝えたいこと】
・シビックプライドを醸成させるもの、「この街ええなー」と思える核となるもの・魅力となるもの
→歴史や文化、そこに生きた人々に思いを馳せる生活文化
前半はCSRの説明、京都CSRネットワークの紹介、また、様々な企業が地域課題を解決するため宇治市と包括連携協定を締結している事例、京都CSRネットワークメンバー企業のCSRの取組事例をご紹介いただき、社会貢献の観点からの企業のCSRだけでなく、CSV(※①)の観点からも取組に焦点があてられ、社会課題のニーズはビジネスのシーズ(※②)となるという発想から、企業が積極的に地域課題解決に向き合っていること、SDGsに企業が力を入れるのは多分にその側面があることをご説明いただきました。
後半では、ちはやぶる宇治の未来をつくる会での取組及び2020年に発足した映像活用に特化した団体「うじテレビ」の取組事例をご紹介いただきました。情熱を持って活動に取り組むことでメンバーに情熱が伝染し、そのメンバーがプロデューサーとなり新たな活動を始めたことを挙げ、個人の変容がやがて地域社会をよくしていく社会の変容につながることや、今の時代、スマホ一つで撮影・編集・発信が容易にできるため、多くの宇治の人々が宇治の魅力を発信可能なこと、また、まちの魅力や課題を深く知り発信することで「共感」が生まれ、新たな人とのつながりを生み出すことから、映像制作はまちづくりに有効な方法であることをお話いただき、最後に本日のパートナーシップミーティングをスタートとして、一緒に宇治のまちを良くして行きたいと締めくくられました。
※①CSV…Creative shared value(共通価値の創造)
※②シーズ…商品の「タネ」。すでに持っている経営資源、技術や強みを生かした事業を発想する方法
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