治山、林道事業について

治山事業について

森林は土砂流出防止、水源のかん養、地球温暖化防止のためのCO2吸収源といったさまざまな公益的機能をもっています。これらの機能を保全・向上するために施設の設置や森林の整備を行うのが治山事業です。適切に管理された森林は植物が繁茂し土壌支持力が高く、山地災害を未然に防ぎます。

 

【治山ダム】

渓流の浸食や崩壊を防ぎ、下流への急激な土砂流出を抑止するために設置します。ダムは設置する場所や状況に応じて様々な種類のダムがあり、環境に配慮された間伐材を利用した木製ダムもあります。他の木製構造物についてはこちらで紹介しています。→（木材の利用について）

コンクリートダム	鋼製ダム
ダブルウォール	木製ダム

 

【山腹工事】

崩壊した山の斜面の浸食や拡大崩壊を防ぎ、植生を回復させることで復旧したり、崩壊を予防するために行う工事です。

のり枠工	土留工

 

【森林整備】

手入れが不足した人工林は、過密化して木が細くなり災害が起こりやすい状態となります。そこで間伐等の森林整備を行うことで日光が入り下草の生い茂った健康的な森林となり、急な洪水や土砂流出を防いでくれます。

整備前
整備直後
整備数年後

 

林道事業について

林道は、森林の管理や林産物（木材、きのこ等）を搬出するなどの目的で森林内に開設された道路です。林道の整備を促進することは、森林の利用促進による産業振興だけではなく、山村の生活環境の向上にも効果があります。また最近ではリクリエーションや登山など緑とふれあう憩いの場として活用されることもあります。林道事業では、関係市町と連携して路網の整備や既設路線の改良等に取り組んでいます。

 

林道を利用したレクリエーションとしてワイワイ！ハイキングwith治山（ちさん）を開催しました。詳しくはこちらのページで紹介しております→（ワイワイ！ハイキングwith治山（ちさん））

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