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たんたんで働く【福知山】「自分が、入社後をイメージできるかどうかも大切に。」長田野ガスセンター・片岡芙実也さん

 
この記事は2017年11月26日、WEBサイト「わかもん 京都でつながる!動きだす!」(https://wakamon.link/)で公開したものです。

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今回は福知山市に本社を構える(株)長田野ガスセンターで働く入社2年目の、片岡芙実也(かたおか ふみや)さんにお話を伺いました。

(株)長田野ガスセンター/片岡芙実也さん(2016年入社):1993年、福知山市生まれ。奈良県の大学に進学し、地元企業である(株)長田野ガスセンターへ就職とともにUターン。小中高は野球部に所属。

福知山出身の先輩が多い、和やかで活気のある職場環境です。

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1972年9月に創立した(株)長田野ガスセンターは、福知山市にある長田野工業団地ならびにその周辺の住宅団地に対して都市ガスの製造・供給をする会社です。

その他にも、LPガス(※2)の販売、ガス機器の販売・修理、家電販売、リフォーム事業などを行なっています。

(※2)LPガス・・「Liquefied Petroleum gas(液化石油ガス)の略で、圧力をかけることにより常温で液体となる。

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長田野ガスセンターが取り扱うガスは、「都市ガス」と「LPガス」の2種類。

「都市ガス」はメタンが主成分で、空気より軽いのが特徴です。地下のガス管を通じて工場や一般家庭にガスを送っています。また、燃焼時に二酸化炭素や窒素酸化物の発生量が少なく、環境に優しいと言われているガスです。

「LPガス」はプロパンとブタンを主成分としたガスがありますが、長田野ガスセンターではプロパンを主成分としたLPガスを取り扱っており、空気より重いのが特徴です。長田野ガスセンターでLPボンベにガスを充塡し、一般家庭や業務用のお客さまの元へ届けます。

「都市ガス」も「LPガス」も基本的には無色・無臭であるため、わずかにガスが漏れていてもすぐに感知できるよう ガスに「付臭剤(ふしゅうざい)」という特有の成分を添加して臭いを付けています。

この2つのガスの大きな違いは火を燃やす時の発熱量で、都市ガスは10,750kcal/㎥、LPガスは24,000kcal/㎥となっています。長田野ガスセンターでは、ガス機器を使用した際に都市ガスもLPガスも同じ火力になるように調整しているそう。

また、一般的に料金は都市ガスの方が安いのですが、LPガスの料金も都市ガスと同程度になるよう企業内で工夫を重ねているのだとか。

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▲写真のようなLNG(※3)ローリーが1日約8台 主に姫路からやってきて、約1時間かけてガスの荷下ろしをします。

 

片岡さんは現在「製造グループ」に所属しており、都市ガス製造設備の運転・点検業務を行なっています。

「ガスを24時間365日製造して送り続けているため勤務形態は変則的ですが、社内の雰囲気は和やかで活気があって毎日が充実しています。仕事はほぼ定時に終わり、自宅まで12分で帰れてしまうので、地元で働きたい人にとってはいい環境だと思います。実際に地元出身者も多いですしね。」と片岡さん。

さらに、長田野ガスセンターが本社を構える「長田野工業団地(外部リンク)」では、スポーツ大会など立地企業間での交流も盛んに行われています。駅伝大会、野球大会、スポーツ大会(ソフトボール、テニス、バレーボール)などがあり、片岡さんは野球大会でエースとして活躍中なのだとか。

仕事の枠を超えた楽しい交流ができるのも、この地域ならではかもしれません。

(※3)LNG・・「Liquefied Natural gas (液化天然ガス)」の略で-162℃の液体。

入社2年目。今のところはイメージ通りに働けています。

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就活時にイメージしていた環境で働けるのかどうかは、入社してみないとわからないことも少なからずあると思います。

また、入社2年目ではなかなか思い描いていたイメージを実現するのは難しい場合もありますが、“今のところはイメージ通り、もしくはそれ以上の環境で働けている” と片岡さん。現在、定年までこの場所で働きたいと考えている片岡さんに、「就活」や「社会人」になってからのお話を伺いました。

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-ご出身は福知山市とのことですが、Uターンをされる前はどちらにおられましたか?

片岡:小中高までは福知山で暮らしていて、大学進学とともに奈良へ引っ越しました。就活を始めた頃は、奈良や大阪で就職しようと思っていたのですが、地元で就職できるなら・・という気持ちはありました。

たまたま、両丹日日新聞(福知山市の市民新聞)で中丹エリアの企業による就職説明会があることを知った母親から連絡があったので、訪れてみると「長田野ガスセンター」に出会いました。

-ローカル紙ならではですね! 地元の友達は現在も福知山におられますか?

片岡:進学で地元を出ていた高校の友達も、半分くらいは福知山に戻っています。たまに飲みに行ったり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったりしますね。また、一度地元を出たからこそ「やっぱり、家族や友達が近くにいる福知山はいいな。」と思うようになりました。

-地元を離れて気づくこともありますしね。逆に、就職で地元を出た友達はおられますか?

片岡:はい。東京の企業に就職した友達は、生活にお金がかかると嘆いています(笑) そんな友達が帰郷したタイミングでみんなで集まって飲むのも楽しいです。

-現在、働きはじめて2年目ということですが、就活時のイメージと入社してからのギャップはありましたか?

片岡:今のところイメージ通りに働けていると思います。なんならそれ以上の環境かもしれません。

自分が、「入社後」をイメージできるかどうかも大切に!

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-もし、就活前の自分にメッセージを送るとしたら、どのようなことを伝えられますか?

片岡:「もう少し早く取りかかった方がいいよ!」と伝えるんじゃないかと思います(笑) 僕はだいぶゆっくりやっていたので。

-ちなみに、就活をしていた時に戻りた・・?

(少しかぶせ気味に)

片岡:就活はもう二度とやりたくないですね(笑)

-なるほど(笑) 最近、学生さんと就活について話していると「資格」の話になるのですが、片岡さんが学生の間に取っていた資格などはありますか?

片岡:経営学部だったため 簿記の3級を所有しているのですが、今は全く使いません。漠然と「資格」というよりも、自分の行きたい会社・就きたい職業に必要な資格を取得することが大事だと思います。

ただ、僕自身も大学生の頃は今の仕事に就くことをまったく想像していなかったので、なんとも言えませんが・・もし自分がこれから就活を迎えるのであれば、そのように伝えたいです(笑)

そのあたりも含めて、会社に入ってからでないとわからない部分もありますが、事前にできるだけ会社について知っておくこと、社員の先輩に話を聞いてみることは大事だと思います。

-先ほど「同級生とよく飲みに行く」とおっしゃっていましたが、友達と仕事の話はされますか?

片岡:しますね。同級生と話していると「働く環境」は企業によって全然違うことを感じます。

周りの友達には、「残業がひどい」「上司がいやで・・」と愚痴をこぼしている人もいます。吐き出すのも大事なのでそれは悪いことではないのですが、不満が溜まり続けるのはよくないと思っていて。自分はいつも聞き役になりますね。

それから、先ほども少し話しましたが、入社前にはわからないこともたくさんあるけれど、就活時に少しでもわかっていれば、こういった愚痴がこぼれてしまうことは防げたのでは? と思うことも少なからずあります。

ただ、繰り返しになりますが、大学生の時に自分はそこまで考えられていたわけではないので、この辺りは本当に難しいなと思います(笑)

-それでは、ここからは少し大きな話になりますが、「働くってどういうこと?」と就活前の自分に聞かれたら、片岡さんはどのように答えられますか?

片岡:今は「生活のため、将来のために働く」ということが一番ですかね。あとは「余暇のため」という気持ちもあります。学生時のアルバイトの頃とは稼げる額もだいぶ変わってきますので。

-最後に、元野球部の片岡さんに直球ストレートな質問を投げたいと思うのですが・・今のお仕事は楽しいですか?

片岡:まだ2年目で正直わからない部分もありますが、これからもずっとここで働き続けたいなと思っています。

-現時点で “これからも働き続けたい” と思えるのはきっと、素敵な職場環境なんだと思います! 片岡さん、本日はありがとうございました。

(株)長田野ガスセンターでは、今年度から大学生向けのインターンシップも実施しています。今年度は広島大学・龍谷大学から1名ずつ計2名がインターンシップへ参加しました。インターンシップは、会社の業務内容を知り、その職場で「働く」イメージを掴むための良い機会になりますので、まずは参加してみるのもいいかもしれませんね。

就活の時、入社した時、3年が経った時、5年が経った時・・どのタイミングで “水が合う” と感じるのかはきっと、人それぞれ。片岡さんのお話を通してそんなことを考えていました。

 

株式会社長田野ガスセンター
https://osadano-gas.co.jp/

 

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