中丹広域振興局
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取材日:令和3年9月27日
こんにちは!福知山公立大学3回生の秋山蒼・岩野峻土・三輪祐介です。
今回、私たちは京都府中丹広域振興局のインターンシップに参加し「たんたんで働く特別編by福知山公立大学」として、中丹地域で働く若手の社会人の方に取材をしました!中丹出身の高校生や大学生のみなさんに「地元で就職しようかな」と考えていただく1つのきっかけになればと思っています。
秋山蒼(あきやまそう)
福知山公立大学地域経営学部3回生、静岡県富士市出身。ゼミ活動では、地域福祉に関わる多様な主体による取り組みについて研究中。夜の福知山城が好き。
岩野峻土(いわのたけと)
福知山公立大学地域経営学部3回生、京都府綾部市出身。ゼミ活動では、企業への取材をもとに今後の働き方を提言するなど、地元・地方の活性化について研究中。福知山の三段池公園が好き。
三輪祐介(みわゆうすけ)
福知山公立大学地域経営学部3回生、鳥取県米子市出身。ゼミ活動では、自治体の抱える課題をどのような政策で解決できるのかを研究中。福知山の華觀音寺が好き。
今回は、福知山市にある「株式会社 GSユアサ」に勤務されている、入社5年目の吉崎颯汰(よしざきそうた)さん【写真左側】、松本響(まつもとひびき)さん【写真中央】と、「株式会社 ブルーエナジー」に勤務されている、入社10年目の青木遥(あおきはるか)さん【写真右側】にインタビューをさせていただきました。
(プロフィール)
吉崎颯汰さん:23歳、5年目、グローバル技術統括センター 生産技術本部 施設管理部 所属、綾部市出身・在住。
松本響さん:23歳、5年目、自動車電池事業部 生産本部 長田野自動車電池製造部 所属、福知山市出身・在住。
青木遥さん:32歳、10年目、株式会社ブルーエナジー 営業部所属、綾部市出身・在住。
株式会社 GSユアサは、自動車用のバッテリーや産業用電池を造る、世界トップクラスの技術を持つメーカーです。深海から宇宙まで、幅広い分野で使用される特殊電池も製造しています。
また、株式会社ブルーエナジーは、2009年に株式会社 GSユアサと本田技研工業株式会社の出資で設立した会社です。普段見かけるようなハイブリットカーに載っているリチウムイオン電池の製造などを手掛けています。
ーー今の職業に就いたきっかけはなんですか?
松本:私は福知山にある京都府立工業高校の情報課程で学んでいて、卒業したら地元ですぐ就職しようと考えていたところ、高校の求人でGSユアサを見つけました。実際に勤めていた先輩からも話を聞いて、就職を決めました。
吉崎:私もほとんど同じです。京都府立工業高校の電子課程を卒業したのち、就職しました。もともと趣味が車やバイクっていうのもありますね。
青木:プライベートの時間を大切にしたくて、転職先を探していたところ、新聞の求人で見つけたのがきっかけです。ずっと地元で働きたい気持ちがありました。
ーー普段はどんなお仕事をされていますか?
松本:バッテリーを造るための機械の点検を行い設備の劣化を発見、又は故障があった場合、その原因を調査・特定し、修復・改善をする保全業務を担当しています。ちなみに、前の配属先では、エンジンを動かすための自動車用バッテリーを組み立てていました。
吉崎:長田野事業所にある電気設備の修理などをしています。製造ラインがメインですが、ユーティリティ関係も行います。外灯や照明器具等、いろいろあります。
青木:円滑に電池を製造・販売するために、伝票の管理などの事務をしていて、外部よりも社内に向けたお仕事がメインです。発注数の決定などのためにお客様(自動車会社)とのやりとりをすることもあります。
ーーやりがいを感じる瞬間を聞きたいです!
松本:設備が壊れると、ラインが止まって、モノを造れなくなるんですよ。その故障の原因を見つけて直したときは、達成感がありますね。あと、「ありがとう」っていわれると、めちゃくちゃうれしいです!仕事なので直すのは当たり前ですけど(笑)。
吉崎:頭で想像していたプログラムが、上手くいって実際に動いたときはうれしいですね!形に残る達成感があります。
青木:社内での調整をして上司から感謝の言葉をもらったときはうれしいです。お客さんと接するときも同様ですね。
ーー1日のスケジュールを教えてください!
松本:朝は5時に起きて、7時ぐらいに家を出ます。8時から16時35分まで仕事をして、もし次の日が休みなら、17時ぐらいからは釣りとか、冬ならスノーボードに行きます。帰宅後はご飯食べたりお風呂に入ったり、0時まで自由に過ごして寝る、という感じですね。
吉崎:僕は朝に弱くて、6時30分ごろに起きますね。7時ごろに家を出て、8時から16時35分まで仕事をし、17時30分ごろ家に着きます。帰宅後は、車とバイクが好きなので、洗車したり、いじったりするほか、バイクで出かけることもあります。それからお風呂やご飯を食べて就寝ですね。
青木:朝は6時に起きます。私はフレックスタイム制なので、8時に家を出て8時30分から仕事を始めて、17時5分まで働いています。17時30分すぎに帰宅できるので、飼っている犬の散歩をしたり、家事を終えてTVを見たり、自由に過ごして0時には寝ます。
青木さんの愛犬(青木さん提供)
ーーこの地域で働くことの良さを教えてください。
松本:満員電車に乗らなくていいことですかね(笑)。田舎なので通勤には車が必要ですが、車の運転が好きなので全然苦じゃないですね。
吉崎:僕も車の運転が好きなので、人混みに揉まれることなくストレスフリーで通勤できるのは大きいですね。それと、親の知り合いがこの会社に多くいて、よく気にかけてくださるのは、田舎ならではの良さだと思います。
青木:実家が近くて、仕事で疲れた時や上手くいかなかった時などに、支えてくれる人が近くにいるのはすごく心強いですね。
ーーお仕事以外の面で、地域の良さはどんなことがありますか?
松本:自然が多いことですね。スノーボードやキャンプ、釣りなどアウトドアが好きな人や、綺麗な紅葉もあって写真が好きな人でも楽しいと思います。都会に行くにしても車で1~2時間走ればいけますしね。
松本さん スノーボードの様子(松本さん提供)
吉崎:確かに、高速が縦横に走っているので行きやすいですね。あとは趣味の車・バイクいじりに寛容なところですね。少し音がうるさいので(笑)。
吉崎さんの愛車(吉崎さん提供)
青木:海と山が近いところですかね。テニスコートを借りるにも都会だと高いけれど、福知山だと1時間何百円で借りられます。申請も簡単ですしね。
ーー中丹でおすすめのスポットはありますか?
松本:舞鶴のとれとれセンターはとれたての魚を食べることができますし、福知山城のライトアップなんかはすごく綺麗でおすすめです。
吉崎:福知山城に対抗して山家城跡ですかね(笑)。桜がとても綺麗に咲きます。
青木:あやべ温泉ですね。上林地鶏を食べることができますし、キャンプや巨大迷路などで遊べます。
ーー高校生や大学生に向けてメッセージをお願いします。
松本:地元で就職すると孤独を感じることがないですね。家族や小学校から一緒の友達がいるので、いつでも会えるから寂しくないです。
吉崎:中丹地域は田舎でも工業団地があるので就職先が多いほうだと思います。給料もそれなりで、かつ物価は少し低いので住みやすいところだと思います。
青木:地元にいることで、大人になっても帰ってきた友達を迎えることができます。帰ってきたら連絡をくれるので疎遠になりにくいし、地元も悪くないですよ(笑)。
ーー取材を終えてーー(学生コメント)
秋山:何気なく車で通りすぎることが多い工業団地ですが、こんなすてきな社会人の方が働いていらっしゃるとは知らなかったです。また、普段は目に見えない機械が、私たちの暮らしを支えてくれていることを知って感謝の気持ちでいっぱいです。
岩野:3人とも中丹地域出身であり、地元の高校を卒業し、中丹地域での就職を選択されました。地元に残る理由は様々でも、根本に「地元が好き」という部分があるように感じました。3人のお話から、人と人とのつながりが強いことや自由に趣味を満喫できることなど、中丹ならではの良さを改めて認識することができました。
三輪:3人のお話を伺って感じたことは、みなさん地元愛に溢れているということです。都会ではなく地方でしかできないことといった、地元ではなくてはならない理由をそれぞれお持ちでした。みなさんのお話を聞いていると、自分の地元に関してまだまだ愛が足りていないなと感じました(笑)。
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https://www.gs-yuasa.com/jp/saiyo/(外部リンク)
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