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たんたんで働く【舞鶴】「心が通じた!と感じられる子どもの成長が嬉しい。」永福こども園・西野あずささん

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この記事は2020年12月22日、WEBサイト「わかもん~京都でつながる!動きだす!~」(https://wakamon.link/)で公開したものです。

 

今回は、永福こども園保育教諭、西野あずさ(にしのあずさ)さんにお話を伺いました。

 

(プロフィール)

西野あずささん:1996年生まれ。舞鶴市出身。高校までを舞鶴で過ごし宇治の短大へ進学。舞鶴へUターンし保育教諭4年目、5歳児担任。
※保育教諭・・・「幼保連携型認定こども園」で働く、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方の免許・資格を有する職員のこと

「地域の宝」を育む

昨年、認定こども園となり約120名が登園している永福こども園。本園と城屋園舎の2つの園舎で“地域の宝”を育まれています。城屋園舎には畑、広々とした運動場、冬にそりすべりが楽しめるゲレンデもあり、自然とのふれあいを通して豊かな情操が育ちます。隣接しているお寺での地蔵盆、座禅会もあり、お散歩に行く時もお地蔵様に手を合わせて出発するなど仏様やご先祖様を大切にする心を学んでいます。

憧れの保育の道

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ーーよろしくお願いします!初めにご経歴をお聞かせ頂けますか?

舞鶴出身で高校まで舞鶴で育ちました。保育を学ぶために宇治の短大へ進学し、Uターンして4年目です。

 

ーーどんな学生時代を送られたのでしょうか?

初めて地元を離れて生活することになって新しい環境に馴染めるか不安でした。でも、私の通っていた短大はクラス制で高校の延長のような感じで。おかげですぐに友達もでき、一緒に授業を受けたりご飯を食べたり、バレーボールに熱中したりと楽しい2年間でした。短大時代に保育士の資格と幼稚園教諭の免許を取得しました。

 

ーー保育教諭になろうと思われたきっかけはありますか?

先生になりたいなとは思っていたのですが、姉が保育士で保育の道に憧れるようになりました。

 

ーーなぜ舞鶴にUターンしようと思われたのでしょうか?また、永福こども園で働こうと思われた理由を教えて下さい。

一度舞鶴を離れてみて、地元の良さを感じたことが大きいです。実家が緑に囲まれた場所で、くり拾いや鮎釣りなど私自身が小さな頃から自然と親しんできました。永福こども園も自然豊かな環境で、この園で教育に関われたらいいなと思ったんです。

もう一つ大きかったのが、実習でお世話になった時に皆さんがとてもやさしく接して下さったことです。先生方の子どもと関わる姿が自分のなりたい姿だったこと、安心して働けると感じたことが永福こども園で働こうと思った理由です。

毎日のつながりを大切に

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ーー現在のお仕事を教えて下さい。

5歳児の担任をしています。年間の計画、月の計画、週の計画をふまえて、毎日どんなことをするのか?を決めます。子どもは日々成長するので、毎日のつながりを大切にしています。今日は畑で里芋堀りをしましたが、里芋がどんな風に育つのか?秋に収穫できることなど実際に触れて、楽しみながら学ぶことができました。

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「こんなの採れたよ!」と里芋を見せに来てくれました。

 

ーー仕事のやりがい、嬉しいと思う時はどんな時ですか?

子どもの成長を間近で見られることですね。成長を保護者や同僚の先生方と喜び合えるのもやりがいです。自分の思いと子どもたちの行動がマッチした時も「心が通じた」と嬉しくなります。

高校の部活の顧問の先生の「楽しいと体も動くしパフォーマンスも上がる。」という言葉を大切にしていて、子どもたちと楽しみながら学ぶこと、楽しめる力をつけることが大事だと思っています。

 

ーー逆に大変なことはどんなことですか?

子どもたちは一人ひとり違うので関わり方も違います。どう関わるのが良いのか?まだまだ模索中です。先輩の先生からは「経験で分かっていくよ」とアドバイスをもらっていて、日々子どもたちから学んでいます。“こんな先生になりたい”と描いていた理想も、現場に出ると上手くいかないことも多く難しいです。でも、友達や同僚の先生に支えてもらいながら理想に一歩ずつ近づけていけたらと思っています。

コロナの影響で触れ合うお遊戯や歌が歌えなくなりました。当たり前だと思っていたことができなくなるのも大変さも感じています。

力が発揮できるのは安心できる環境があるから

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ーーUターンしたからこそ感じる舞鶴の良さはどんなところでしょうか?

身近に感じる自然、景色です。Uターンしてから五老ヶ岳やクレインブリッジがお気に入りです。心が浄化されます。短大の友達を案内すると「舞鶴ってめっちゃいいところやね!」と言ってくれて嬉しくなります。今、実家に住んでいるのですが、家族のありがたさもとっても感じています。

あと、小学生の頃から大好きなバレーボールを今も続けているのですが、子どもの頃一緒にプレーした人と大人になってもバレーができるのは地元に帰ってきたからこそですね。敵チームだった人が今は同じチームだったりもします。

 

ーーお休みはどんな過ごし方をされていますか?

ドライブが好きです。桂川のイオンモールや三田のアウトレット、京阪神に出るのも好きですね。買い物したり映画を見たり。京都、大阪、神戸、3か所とも2時間ほどで行けるのがいいですよね。

土日はバレーボールを楽しんでいます。舞鶴の社会人チーム“クレインズ”に所属していて大会にも出ます。他にも母校の高校でボール出しなど練習を手伝ったり、バレー教室の指導員もしています。

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ーーありがとうございました。最後にこれから就職を迎える皆さんにメッセージをお願いします。

好きなことができる時間を思いっきり楽しんで下さい!地元で就職して、力を発揮できるのは安心できる環境があるからだと感じています。安心感があるってとてもいいですよ。

 

-取材を終えて-

取材日、綺麗に色づいていたイチョウの木がありました。「あと3日ほどで葉が落ちて黄色いじゅうたんになるんです。その上を子どもたちが走っていく姿を見ると涙が出そうになります。」園長先生の言葉です。先生方が大切に園児を見守り、育てていらっしゃるんだなと感じました。未来を育てる保育教諭の仕事、きらきらした目で話しかけてくれる子どもたちがとっても印象的でした。

 

 

永福こども園

http://eifuku.org/(外部リンク)

 

writingbyIshitsuboSanae[PALET北京都

 

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