中丹広域振興局
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この記事は2020年12月18日、WEBサイト「わかもん~京都でつながる!動きだす!~」(https://wakamon.link/)で公開したものです。
今回は、綾部市立東綾小学校教員、寺門香音(てらかどたかね)さんにお話を伺いました。
(プロフィール)
寺門香音さん:1995年生まれ。綾部市出身。高校までを綾部で過ごし、大学進学で新潟へ。教育大学で学び綾部へUターン。教員4年目。
綾部市立東綾小学校は児童数約70名、4年前に同東綾中学校と一体となった小中一貫校となりました。遠方からスクールバスで通う児童もおられます。体育祭は小学校と中学校が合同で開催し、文化祭も中学校と交流があります。児童会・生徒会活動も合同で行われるなど小中一貫校として新たなチャレンジをされている小学校です。
ーーよろしくお願いします!初めにこれまでのご経歴をお伺いできますか?
綾部で生まれて綾部で育ちました。高校まで綾部で大学時代は新潟で過ごしました。
ーー学生時代はどのように過ごされたのでしょうか?
部活のダンスに熱中していました。ブレイクダンスです(くるくる回れたそうです!)。学生時代にしかできないことをしたかったので、部活もバイトも思いっきり楽しみました。コンビニや居酒屋でアルバイトをしましたが、とてもいい経験になったと思っています。
ーー学校の先生は子どもの頃からの夢だったのでしょうか?
高校卒業の時、夢は決まっていませんでした。海外で働くのもいいなと思っていましたし、他にもいくつか夢があり、教師は夢の一つでした。通っていた塾の先生のアドバイスで教育大学へ進んだのですが、教師への熱い思いをもった仲間がたくさんいて触発されました。教育実習が楽しかったことが決め手となり、小学校の教員の道を進むことに決めました。
ーー地元綾部で働くことを選ばれたのはなぜですか?
学校の先生は全国どこでもできる仕事です。だからこそ生まれ育った地元で働きたいと大学4年生の時にUターンを決めました。家族はとても喜んでくれました。
京都北部エリアは働きたい場所の希望が通りやすく、採用されてから少なくとも10年間程度は北部地域で勤務する北部採用枠という選択肢もあります。
ーーUターンされたからこそ感じる綾部の良さはどんなところでしょうか?
仕事の面では子どもの頃にお世話になった先生方と一緒に働けることです!何でも聞けてとっても安心感があります。帰ってきて感じるのは「人のやさしさ」。地域で子どもを育てようという気持ちが皆さんにあって、特に社会人1年目は助けられました。
あと、おしゃれなカフェやお店が増えていて「いいところあるやん」と。都会から来た友達を連れておしゃれなお店巡りをしたりもします。
ーー仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
子どもたちの「できた!」「分かった!」が何より嬉しいです。毎日クラス全員と話すので子どもたちの変化に気付くことができるのもやりがいです。この中丹地域で学校の先生を続けていきたいですね。
ーー逆に大変なことはどんなことでしょうか?新型コロナウイルスの影響も大きかったと思うのですが。
仕事に完成形がないことでしょうか。いい授業をしようと思うとどうしても準備のための時間がかかり、どこまでも追究することができます。行事の準備で帰宅が遅くなってしまうこともあります。
コロナは最初とても戸惑いました。休業期間もありましたし、マスクや消毒などの新しい生活スタイル、行事の短縮などに対応しなければならないことがたくさんありました。今は慣れてきたのでそれほど大変だとは感じていません。「マスクをするのが当たり前」と子どもたちが早く慣れてくれたことが大きいですね。
ーーお休みの日の楽しみは何ですか?
コロナ前は京阪神で観光地やおしゃれなカフェなどをぶらぶらするのが好きでした。綾部から車でも電車でも1時間くらいで行けます。ジムに通ったり、友達と飲みに行くのも好きでしたがコロナ後は控えています。長期休暇にはインド、カンボジア、ロシアなど海外へもよく旅してました。
インドのスラム街で子どもたちと
最近は近場に出かけています。大江山も登りましたし、美味しい魚を買いに網野までドライブすることもあります。舞鶴から福知山までGoProを持って丹鉄にも乗りました!
ーー仕事もプライベートも充実されていて素敵ですね。最後にこれから就職を迎える皆さんにメッセージをお願いします。
自然がいっぱいで人の優しさを感じて生活できるのはいいですよ!都会の生活も楽しいと思いますが、ゆったりとした時間を過ごせるので住みやすいと思います。綾部は行きたい時に都会に行けるちょうどいい距離で田舎に住んで都会に遊びに行くことが実現できるとてもいい場所です。
-取材を終えて-
寺門さんの綾部を想う気持ちをとても感じたインタビューで生まれ育ったまちを好きでいられるって素敵だなと感じました。はつらつとした先生で寺門先生に教えてもらえたら学校生活が楽しくなること間違いなしですね。
教師を目指している人もたくさんおられるかと思いますが、寺門先生の採用試験突破法は「時間を決めて集中!」。ダンス8割、勉強2割で勝ち抜かれたそうです。
綾部市立東綾小学校
http://www.kyoto-be.ne.jp/toryo-uejh/cms/(外部リンク)
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