中丹広域振興局

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【綾部】NPO法人里山ねっと・あやべ 森慎一さん「地域とのコミュニケーションから得る創造性」

こんにちは!大阪市立大学1回生の徳持善太です。

今回は京都府中丹広域振興局と私が所属しているガクシンサークルと協力して、地域の魅力カタログ事業の一環としていくつかの企業に取材をさせていただきました。

(新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインでお話を伺いました。)

この記事を通して、中丹地域に住んでおられる方にもそうでない方にも、自然の豊かさだけには留まらない多様な中丹地域の魅力を知っていただければありがたいです。

 

私が取材しました(取材学生プロフィール)

徳持善太

徳持善太(とくもちぜんた)

大阪市立大学1回生、京都府京都市出身。小学3年生の頃から習っている華道を通して自然に触れる機会も多く、大学の授業で町おこしのための企画を考えたのをきっかけに町おこし活動に興味を持っている。

 

今回は、綾部市にある『里山ねっと・あやべ』というNPO法人で事務局長を務めておられる森慎一(もりしんいち)さんにインタビューを行いました。

森さん

徳持さん

『里山ねっと・あやべ』は綾部市にある旧小学校を利用した綾部市里山交流研修センターの指定管理者となっているNPO法人です。地域の人たちと一緒に、地元に伝わる昔話や郷土史の掘り起こし、人材育成や里山ならではの自然を活かした様々な取り組みを展開しておられます。

『里山ねっと・あやべ』について

―『里山ねっと・あやべ』の活動目的、活動理念を教えてください。

空撮写真

私たちは里山を利用して、里山力・人材力・ソフト力を活かした都市農村交流や定住促進、そして次世代の子供たちと地域を繋げることを目的に活動しています。そのために、自然以外にも文化や芸術など多様なネットワークを巻き込んで活動を広げています。

 

―『里山ねっと・あやべ』の活動内容を教えてください。

モーモー米

綾千代

過疎地集落の地域資源を活用した特産品の製造や開発、都市交流の支援、「森の京都」事業を推進する里山森林保全事業の活動拠点など、多岐にわたって活動をしています。例えば特産品開発でいうと、牛糞を肥料にして育てた米を「モーモー米」と名付けてパッケージ化することで売り上げの増加に貢献したり、京都府立農業大学校の学生が開発した和紅茶を「綾千代」と名付けてパッケージ化をして限定販売を行ったりしました。

『里山ねっと・あやべ』の活動を通して

―『里山ねっと・あやべ』の活動を通して生まれた「新たな気付き」はありますか?

地元の方から観光に来られた方まで多種多様な人と接する機会がありますが、それらのコミュニケーションの中からも次の活動のアイデアが生まれます。私の人生経験でもありますが、物事を真正面から捉えすぎずに少しひねくれた見方をしてみた方が良い時があります。特にのめりこんでしまいすぎている時は視野が狭くなり、生まれてくるアイデアも堅苦しくなったりするので、立ち止まって自分を客観視することが大切だと感じています。

『綾部里山交流大学』について

―私は特に「綾部里山交流大学」の活動に興味を持ちました。どのような方々が参加されているのでしょうか?

シブヤ大学コラボ

「綾部里山交流大学」では都市部に住む方々が中心に参加されていて、様々な職種の人の講義を気楽に受けていただけるような形式になっています。例えば最近では東京のシブヤ大学というソーシャル系大学とコラボして、綾部に移住されてお蕎麦屋さんを経営されている方に東京で講義を行っていただきました。

 

―「綾部里山交流大学」の活動を通して参加者の方々が得られる学びとはどのようなものでしょうか?

チラシ

当イベントは終了しております。

 

一方的に講義を聞いて終わるのではなく、普段関わることがないような人たちと交流することができるので、とても良い経験になると思います。今は一般の大学の授業自体もオンラインで行われているケースも多いと思いますし、単純にお話を聞いて新たな情報を得ることだけでも有意義かもしれませんが、やはり実際に一緒に講義を受けていた方や講義をしてくださった方と話す機会は多く経験しておいて損はないと思います。

綾部の魅力について

―森さんから見た綾部の魅力を教えてください。

綾部は海や高い山がない平坦な所で、昔ながらの里山という感じです。私が初めて訪れた時は、これといった特産品があるわけでもない特徴のない所だと思いましたが、なぜかこの綾部を魅力的に感じて多くの方が移住してこられています。私は、彼らはここに住む人たちの人柄の良さに惹かれるのではないかと思います。他の町ではよそ者を毛嫌いするような場所もある一方で、ここの方々はとても快く受け入れてくださいます。そういった住民の方々によって作られている良い雰囲気が多くの人に魅力的に感じられるのではないでしょうか。

 

取材を終えて(学生コメント)

今回の取材を通して、森さんの考え方や個性豊かなアイデアにとても感銘を受けました。私自身、大学の授業で町おこしを学んだのですが、地方でどのようにソーシャルビジネスを起こしたら良いのかとても悩みました。実際にそれを成功させておられる『里山ねっと・あやべ』さんの取材を通じて多くのことを学ばせていただきました。ありがとうございました!


NPO法人里山ねっと・あやべ

 

https://ayabesatoyama.net/(外部リンク)

 

 

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