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けいはんな万博イベント「けいはんなミュージアム」Keihanna Expo Event: "Keihanna Museum"

けいはんな万博イベント
(「けいはんな万博2025」予定イベント紹介ページ)

ART Xレポート

内容・会期 Contents & Dates

キューピー・御所人形展2025年4月~6月(料金:調整中)

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グッズビジネス協力企業様募集(PDF:354KB)

 

「キューピー」は、1909年、米国のイラストレーターRose O'Neillがキューピッドをモチーフとしたイラストとして発表されました。1912年、ビスク・ドール(現在「アンティーク・ドール」と呼ばれるもので、釉薬を用いず高温で焼き上げ、きめ細かな人肌を再現)生産が盛んなドイツで人形の製造が開始されました。1913年、人気を博した米国向けに、O'Neillの要請によって日本でも製造開始。1925年以降、セルロイド製が主流になり、第一次大戦で疲弊したドイツに代わり、原料となるクスノキが豊富な台湾が統治下にあった日本(千種セルロイド/東京)が多く手掛けるようになりました。その後、様々な楽曲、企業名、商品名等にも用いられ、現在も世界中で愛されるキャラクターとなっています。
キューピー人形が爆発的人気を博したのは、従前の人形のほとんどが人間をリアルに再現したものであったのに対し、キューピーは特徴をシンプル化(強調化)したことが大きな要因と言われます。キューピーにも先駆けてシンプル化によって愛された人形が、江戸時代中期に大成された日本の「御所人形」です。もともとはリアルであったものが、やがてぽっちゃりとした3、4頭身の手足が小さい人形に変化し、まさに現代の「キャラクター人形」の走りと言えるのではないでしょうか。
Kewpie and Imperial Palace Doll Exhibition:April to June 2025(Price: To be adjusted)
"Kewpie" was first introduced in 1909 as an illustration of Cupid by American illustrator Rose O'Neill. In 1912, production of bisque dolls (now called "antique dolls"; fired at high temperatures without glaze to reproduce the fine texture of human skin) began in Germany, where production was thriving. In 1913, at O'Neill's request, production began in Japan to sell Kewpie dolls to the United States, where they had become popular. After 1925, celluloid became mainstream, and instead of Germany, which was exhausted by World War I, Japan (Chikusa Celluloid/Tokyo), which was under the rule of Taiwan, which was rich in camphor trees, the raw material, began to produce many of them. After that, the character was used in various songs, company names, product names, etc., and is still loved around the world today.
TIt is said that the main reason why Kewpie dolls became so popular is that, whereas most previous dolls were realistic reproductions of humans, Kewpie simplified (emphasized) their features. The dolls that were loved for their simplification before Kewpie were Japan's "Gosho dolls," perfected in the mid-Edo period. Originally realistic, they eventually changed into chubby dolls with three or four heads and small limbs, and could be said to be the forerunners of modern "character dolls."

今後の想定内容

  • 妖怪展:文化功労者・小松和彦氏の著書『怪異・妖怪百物語~異界の杜への誘い~』を元に紹介
    Monster exhibition: Based on the book "One Hundred Tales of Strange and Monsters - An Invitation to the Forest of Another World" by Kazuhiko Komatsu, a Person of Cultural Merit
  • 浮世絵・春画展:浮世絵はゴッホに影響を与え、京都発祥の春画はピカソのキュビズムの源流である(日文研・早川聞多氏の大映博物館「春画展」並みのインパクトである)。
    Ukiyo-e and Shunga exhibition: Ukiyo-e influenced Van Gogh, and shunga, which originated in Kyoto, is the source of Picasso's Cubism (It would have the same impact as Nichibunken's Monda Hayakawa's "Shunga Exhibition" at the Daiei Museum). 
  • 書簡展:有名作家たちの書簡
    Letter exhibition: Letters from famous artists
  • 化石・鉱物×アート展:けいはんな学研都市およびその周辺地域そして日本・世界各地で出土した化石・鉱物を紹介すと同時に、自然科学とアートの関係ついても学ぶ
    Fossils and Minerals x Art Exhibition: Introduces fossils and minerals excavated in Keihanna Science City and its surrounding areas, as well as in Japan and around the world, while also learning about the relationship between natural science and art.

会場 Avenue

けいはんな記念公園
Keihanna Memorial Park

実施主体 Organizer

京都府(文化学術研究都市推進課・けいはんな記念公園)、京都日本文化資源研究所(事務局)など

 

「ART X」レポート

大阪大学総合学術博物館の伊藤博士が行っておられる授業「ART X」の7月20日の回に参加しました。(文化学術研究都市推進課 足利)

大阪大学

伊藤先生は、自称「本草学者」であり、薬学の博士でもあり、漢方、化石にも詳しい方です。この幅広さがないとあからないことがあるとのこと。とても納得です。

さて、「アートと金融」では、岡山県倉敷市の大原美術館の支援も手掛けておられる日本政策金融公庫の小谷さんがご登壇。大原美術館は、日本初の私設美術館です。先日筆者も訪ねましたが、明治時代に西洋画を学んだ日本の画家の作品、学びに行く際に世界の各地で集めた作品をはじめ、その時代時代の最先端の美術を収蔵してきている「現代アート」の美術館なのです。

大原美術館 大原美術館 倉敷

次に「アートとマスメディア」では、元毎日新聞記者の藤浦さんがご登壇。新聞記事の作成に、記者の「主観」がいかに発揮されているかなど。ここには書けないすごい裏話の数々も。

そして「アートと大衆文化」では、京都日本文化資源研究所の石川さんがご登壇。時代劇をはじめ大衆文化が、ハイカルチャーより下に見られているが、そんなことはないというお話。たしかに、かつては低俗と思われていたマンガ・アニメも、今や世界をリードする存在になっていますものね!

時代劇

最後に「アートとフィギア」では、海洋堂の大寺さんがご登壇。プラモデル屋さんとして、いかに子どもたちを楽しませるか、工夫を重ねてこられ、やがて、先に組み立てたプラモデルを「アートプラ」として売り出されるに至った歴史などを語っておられました。創業者の「ゼロ戦は赤く塗れ」という言葉が印象的でした。

フィギア

 

 

お問い合わせ

商工労働観光部文化学術研究都市推進課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

bunkaga@pref.kyoto.lg.jp

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