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旧京都府警察本部本館が国の登録有形文化財に登録されました。
詳細はインターネット版官報「文化財を登録有形文化財に登録する件(文部科学二七)」をご覧ください。
文化審議会から文部科学大臣へ、新たに290件の建造物を登録有形文化財に登録するよう答申があり、「意匠整った昭和初期の上質な庁舎建築」として、旧京都府警察本部本館の登録が答申されました。
詳細は文化庁の報道発表「文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)」(外部リンク)をご覧ください。
文化庁が京都で業務を開始しました。
写真左から、
奥 文化庁文化財鑑査官、日向 文部科学省審議官、
都倉 文化庁長官、簗 文部科学省副大臣、
西脇 京都府知事、門川 京都市長、
三日月 関西広域連合長、塚本 京都商工会議所会頭
文化庁京都庁舎看板除幕式の様子
本日、新行政棟の南東側外壁にて定礎納めが行われました。
31か月の期間を経て、新行政棟・文化庁移転施設が竣工しました。
定礎石に木槌でくさびを打つ西脇隆俊知事
定礎の文字は知事が揮毫したものです。
竣工が近づき、新行政棟・文化庁移転施設の全体像が現れました。
南西側(府庁正門側)からの眺め
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工事前の様子
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南東側(新町通側)からの眺め | 工事前の様子 |
新行政棟ガレリアの内装工事が進められています。
旧京都府警察本部本館と新行政棟を |
内側から南西方向の眺め(令和4年11月30日撮影) 左:旧京都府警察本部本館(昭和3年) 右:京都府庁旧本館(明治37年) |
新行政棟西側からガレリアを見ると、京都府庁旧本館が映り込んでいます。
ガレリア外観(令和4年10月7日撮影) | 東立面 |
旧京都府警察本部本館の内装工事が進み、特徴的な意匠が復原されています。
天井飾りや腰板等の復原を終えた室内(令和4年9月13日撮影)
ステンドグラスの復原を終えた中央階段踊り場(令和4年9月13日撮影)
東側及び西側壁面の足場がとりのぞかれ、新行政棟全体の外観が見えるようになりました。
東側壁面の足場解体完了(令和4年10月11日撮影)
新町通側(新行政棟北東側)から(令和4年10月11日撮影)
西側壁面の足場解体完了
府庁側(新行政棟北西側)から(令和4年10月11日撮影)
足場の解体作業が進み、いよいよ新行政棟の外観が見えてきました。
ガレリアから東側壁面にかけて足場解体作業が進んでいます。(令和4年10月3日撮影)
北側壁面から東側壁面にかけて足場解体作業が進んでいます。(令和4年10月3日撮影)
旧京都府警察本部本館から、新行政棟へと足場の解体作業が進んでいます。
新町通りに面したガラス張りのガレリア前足場解体作業中(令和4年9月26日撮影)
北側外壁の足場解体作業中(令和4年9月27日撮影)
旧京都府警察本部本館の腰板の復原が完了しました。
腰板復原完了(令和4年8月22日撮影)
注※腰板とは、室内の壁の下部に装飾を兼ねて傷や汚れから壁を守るために張る木製の板のことです。
旧京都府警察本部本館会議室の床部分のモルタルを撤去しました。
今後、タイルカーペットでの仕上げに向けて下地づくりを進めていきます。
床モルタル撤去完了(令和4年7月28日撮影)
中央階段では、人造石研ぎ出し仕上げの撤去後、従前と同様の仕上げとするための下地となるモルタルの施工を進めています。
階段の下地モルタル施工中(令和4年7月28日撮影)
注※モルタルとは、セメントと砂を水で練った建築材料です。
旧京都府警察本部本館の壁や廊下の仕上げ作業中です。
壁上部の筒は空調設備配管などを取り付ける場所です。
壁や廊下の仕上げ作業中(令和4年6月28日撮影)
痛みが激しい階段床部分の人造石研ぎ出し仕上げを撤去し、創建時と同様の仕上げを目指して工事を行っています。
階段部分の工事中(令和4年6月28日) |
(参考)改修前の様子 |
注※人造石研ぎ出し仕上げとは、細かくした石をセメントと混ぜ合わせ、塗り固めた上から研磨する工法です。
新行政棟の屋上防水工事が完了しました。
空調設備機器を設置するための基礎が見えています。
屋上防水工事完了(令和4年6月28日撮影)
内部工事も順調に進み、仕上げ前の下地工事の作業が進められています。
下地工事の作業中(令和4年6月27日撮影)
旧京都府警察本部本館東側の外壁補修、サッシ復旧工事を終え、足場の解体が始まりました。
旧京都府警察本部本館東側:足場解体前(令和4年6月3日撮影)
旧京都府警察本部本館東側:足場解体中(令和4年6月10日撮影)
令和4年5月21日、岸田文雄内閣総理大臣が新行政棟・文化庁移転施設整備工事の状況を視察されました。
整備工事現場で岸田総理(左)に整備状況を説明する西脇知事(右)
整備工事の状況(撮影は5月11日)
視察後の会見で、岸田総理は、文化庁が令和5年3月27日に京都での業務を開始することなどについて表明されました。
今回は、新行政棟・文化庁移転施設のデザイン計画についてご紹介します。
また、旧京都府警本部本館については、耐震化と共に歴史的建造物を保存、活用する視点で改修します。
(参考)基本・実施設計業務については→「新行政棟・文化庁移転施設整備の基本・実施設計業務に係る公募型プロポーザルの実施について」をご覧ください
新行政棟地上階の柱や梁となる鉄骨の組み立て作業が完了しました。
3-1工区(新行政棟北東側)1~6階の鉄骨建方(令和4年2月28日撮影)
3-2工区(新行政棟北西側)1~6階の鉄骨建方(令和4年3月8日撮影)
新行政棟地上階の鉄骨建方完了(令和4年3月15日撮影)
引き続き、新行政棟地上階の柱や梁となる鉄骨の組み立て作業が進められています。
2-2工区(新行政棟中央部西側)の6階部分を組み立て中(令和4年2月15日撮影)
1、2工区の6階部分まで組み立てを完了しました(令和4年2月22日撮影)
新行政棟地上階の柱や梁となる鉄骨の組み立て作業が進められています。
2-1工区(新行政棟中央部東側)1~6階の鉄骨建方(令和4年2月1日撮影)
1-2工区(新行政棟南西側)の6階部分を組み立て中(令和4年2月8日撮影)
新行政棟地上階の柱や梁となる鉄骨の組み立て作業が始まりました。
1-1工区(新行政棟南東側)1~6階の鉄骨建方に着手(令和4年1月21日撮影)
1-1工区(新行政棟南東側)1~6階の鉄骨建方(令和4年1月25日撮影)
新行政棟鉄骨工区割図 |
鉄骨の組み立て作業は新行政棟工事エリアを7つのブロック(工区)にわけ、1工区、2工区、ガレリア、3工区の順に進めていく予定です。 |
新行政棟1階の床となるコンクリートを型枠内に流し込む作業を行っています。
(令和3年12月14日撮影)
新行政棟地下1階から1階床の鉄筋の組み立て作業及び鉄筋コンクリートの形をつくるための枠となる板の組み立て作業を行っています。
(令和3年11月17日撮影)
新行政棟地下1階の柱や梁となる鉄骨の組み立て作業を行っています。
(令和3年10月7日撮影) |
(令和3年10月13日撮影) |
新行政棟の基礎及び地下1階床工事が完了しました。
基礎及び地下1階床コンクリート打設完了(令和3年9月16日撮影)
コンクリート打設とは、生コンクリート(硬化前の液状コンクリート)を型に流し込む工事です。
竣工時のものと思われる室内装飾を紹介します。
内装撤去後の様子
蛇腹と呼んでいる天井と壁の繋ぎ目を覆った装飾等について、保存方法などの検討を進めています。
旧京都府警察本部本館東側玄関の風除室が撤去され、竣工時の姿が現れました。
京都府警察本部として使われていたころの東側玄関です。
今回の改修で庇などが新設されます。 |
改修後のイメージ |
2022(令和4)年度中の京都での業務開始を目指す文化庁移転をより多くの方に知っていただき、機運を盛り上げるため、文化庁京都移転ロゴマークを作成しました。
使用方法等については「ご活用ください!!文化庁京都移転ロゴマーク」をご覧ください。
旧京都府警察本部本館では、建設当時の様々な形の天井中心飾りが見つかり、どのように保存・活用するか検討を進めています。
生かし取りした天井中心飾り
現在、旧京都府警察本部本館では、建設された後に設置された内装の撤去を行っています。
撤去作業が進むに連れて、今まで隠れていた建設時の意匠が現れてきました。
今後、詳細な調査を行い保存方法など検討を進めます。
今回現れた天井中心飾り
今回現れた天井中心飾り
新行政棟建設地で山留め工事を行っています。
山留め工事(令和3年1月13日撮影)
※山留め工事とは、地下を掘ったときに周囲の土が工事をしているところに流れ込まないように、周りの地面を固めて地中部に壁を造る工事です。
旧京都府警察本部本館の外装洗浄条件を確認するためのテストを行いました。
今回のテストによって、ごく一部ですが本来の表情が現れました。
建物西側にて、洗浄テストを行いました。
上部の窓周辺、装飾部分の洗浄テストの様子です。
西側玄関の洗浄テストの様子です。
本日から、新行政棟建築工事の進捗状況と併せて、旧京都府警察本部本館についても少しずつご紹介します。
現在、新行政棟の建築工事と併せて行われているのが、文化庁の移転先である旧京都府警察本部本館の改修工事です。この建物は昭和3年に建設された京都の近代化遺産で、その文化的価値の高さが移転先に選ばれた理由の一つとなっています。
今回は建物の外観についてご紹介します。
建設当時の建物外観です。
昭和天皇の「即位の礼」に合わせ、当時の京都府職員が設計し昭和3年に建設されました。
平成30年の基本計画策定時には、この建物は昭和初期の庁舎やオフィスビル建設で登場した幾何学形態の中にロマネスク様式の細密な装飾をちりばめるという新しい手法に沿って建てられたもので、その中にあっても特に洗練された秀作と有識者から評価されました。
こちらは西側から見た旧京都府警察本部本館の現在の様子です。
建設当時の西側玄関の様子です。主玄関は東西面ともロマネスク様式的な半円アーチとしています。
このような建物内外に施された装飾が、現在に至るまで保存されています。
こちらは西側玄関の現在の様子です。アーチ状の縁には彫りの深い装飾が残されています。
全体として、外壁の凹凸を排除して幾何学模様を志向するモダニズムの傾向を強く見せています。
一方で、要所には彫りの深い装飾を荒々しい質感の材料によって配置するという手法を貫いており、庁舎・ビル建築の意匠における秀作といわれています。
今後、建物内部についても順次ご紹介します。
新行政棟の建築工事に先立ち、既存擁壁などの撤去が始まりました。
また、旧京都府警察本部本館の改修工事に先立ち、照明器具など既設設備の撤去も始まりました。
既存擁壁等撤去(令和2年10月2日撮影)
新行政棟・文化庁移転施設整備に伴い、京都府庁東門(車両出入口)を移設しています。
何かとご不便をおかけしますが、みなさまのご理解とご協力をお願いします。
東門移設に関する詳細は「京都府庁の東門(車両出入口)の移設について」をご覧ください。
本日から、新行政棟・文化庁移転施設整備工事の進捗状況をお伝えします。
この工事は、5月の契約締結以降、7月に仮設現場事務所を設置し、8月には近隣の皆様への工事説明会を開催しました。その後、文化庁の本格移転先庁舎である旧京都府警察本部本館の建物内部の調査や新行政棟建設地の測量、また、工事区域の仮囲いの設置等を進め、いよいよ本格的に工事がスタートします。
旧京都府警察本部本館(左)の高さと新行政棟3階の軒レベル、デザインを揃え文化庁の独立性を表現
旧京都府警察本部本館は耐震化とともに歴史的建造物を保存・活用する観点で改修
新行政棟完成イメージ(新町通からのぞむ)
旧京都府警察本部本館の北隣りに文化庁と京都府の機能を併せ持つ新行政棟を建設
工事前の状況(令和2年6月17日撮影)
【工事名】
新行政棟・文化庁移転施設整備工事
【工事場所】
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
【工事概要】
新行政棟(新築)
構造:鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)、地上6階地下1階
延床面積:約9,280平方メートル
旧京都府警察本部本館(改修)
構造:鉄筋コンクリート造、地上3階地下1階
延床面積:約4,400平方メートル
【契約工期】
令和2年5月28日から令和4年12月28日まで(31か月間)
【受注者】
主体工事:清水・岡野・公成特定建設工事共同企業体
電気設備工事:光星・富士・中島特定建設工事共同企業体
機械設備工事:中川・橋本・京栄特定建設工事共同企業体
昇降機設備工事:フジテック株式会社
設計・工事監理業務:株式会社日本設計関西支社
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